Category Archives: 国内外の話題・報告

国内外で報告された、論文、話題等を紹介します。

薬局製造販売医薬品の範囲の見直しに向けた研究(2024厚生労働科学特別研究)

薬局製剤指針等の喫緊の改定に向けた基礎資料とすることを目的に、現在の薬局製剤指針、製造販売承認基準、薬局の実態等を整理し、漢方・生薬製剤の位置付けについて検討を行った

【2024厚生労働科学特別研究】
薬局製造販売医薬品の範囲の見直しに向けた研究
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/178100

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韓国における薬物乱用の背景

韓国の成人の薬物乱用の状況を調査し、薬物乱用に対する知識、態度、意図を評価することにより、韓国における薬物乱用の要因を探った(Xに20240825に投稿したものを再構成)

Psychiatry Investig.2024 Jul 24】
Public Perception Towards Drug Abuse in South Korea: The Effects of Overconfidence and Affirmation
https://ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC11298263/

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ライフステージ別女性の健康を支援するリーフレット

女性の健康を支援する立場にある専門職向けに女性の健康支援を行うためプログラムや資材を紹介したサイトに掲載。国立成育医療研究センター・プレコンセプションケアセンターが監修。(過去にXに投稿したものを再構成しました)

特に、ライステージ別に作られた、リーフレットはわかりやすい内容となっています。

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緊急避妊薬のOTC化についての現場の認識(2020-21年調査)

2020年、21年にメディカルシステムネットワーク傘下のチェーン薬局企業各社に在籍する全薬剤師1427名を対象にしたWEB調査結果

Journal of Pharmaceutical Communication 21(1) p41-21,2023】
薬局薬剤師への緊急避妊薬に関する実態調査
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pco/21/1/21_14/_pdf/-char/ja
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pco/21/1/21_14/_article/-char/ja

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令和6年度緊急避妊薬販売に係る環境整備のための調査事業報告書

14日、令和6年度に行われた緊急避妊薬販売に係る環境整備のための調査事業報告書が公表されています

令和6年度報告書全文
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001486690.pdf

概要
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001487238.pdf

結果の概要は以下の通りです
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薬史学からみたワクチン接種者としての日本の薬剤師の役割

法政大学経済学部現代ビジネス学科教授の論考

日本におけるCOVID‑19危機について考察し、明治初期(1868‑1912)と⽶国占領下(1946‑1952)という⼆つの異なる時期における薬学史の立場から教訓をまとめるとともに、日本の医療制度における薬剤師の役割と地位の変化を明らかにしています。(Xに2024.08.22に投稿したものを再構成しました)

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薬局砂漠を防ぐには地域唯一薬局への財政的な支援が必要(米国研究)

薬局脆弱性指数(pharmacy vulnerability index)を基に薬局砂漠の現状を分析し、必要な政策について検討

JAMA Netw Open.2025 Mar 3】
Vulnerability Index Approach to Identify Pharmacy Deserts and Keystone Pharmacies
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11907307/

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Minor Health Conditions Service は医療へのアクセスを向上させる(NZ)

ニュージーランド保健省(Te Whatu Ora)は、2023年に10の重点地域の700を超える薬局で行われた地域薬局を基盤とした軽症患者向け試験的サービス(MHCS:Minor Health Conditions Service)の結果を公表した。(Xに2024.08.29に投稿した投稿を再構成しました)

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日本に倣った緊急避妊薬の試験販売実施へ(台湾)

台湾医薬品食品局(FDA)は4月30日、緊急避妊薬(事後避孕藥)の処方箋なしでの販売を部分的に認可する可能性があることを明らかにした。

面前服用や3週間後の婦人科受診など、現在日本で行われている試験版売のプログラムを参考に台湾の国情に合った計画を立案したいと伝えている。(Xに5月2日に投稿したものを再構成しました)

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ライフガード・ファーマシー(Lifeguard Pharmacy)とは(英国)

海外では、自殺とDomestic Abuseの予防という2つの主要な公衆衛生上の優先事項における地域薬局の役割が認識され始めている。

英国では、自殺念慮またはDomestic Abuse を経験した人やサポート組織、薬剤師によるインタビュー、ワークショップを通じて、「ライフガード・ファーマシー(Lifeguard Pharmacy)」という新しいサービスが共同で開発された。

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