海外公的機関 医薬品安全性情報Vol.11 No.15

 この一週間、バルサルタン問題など結構重要な話題がありましたが、個人的に集中して行う必要な事項ができ、記事の追加ができず申し訳ありませんでした。まだ、若干余裕がなく、以前のペースのような記事の追加ができなくなりますのでご了承ください。

 国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は7月4日、医薬品安全性情報(海外公的機関 医薬品安全性情報)Vol.11 No.15を公表しています。(“☆”印が付いているのものは国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部が注目しているものです)

 ヒト免疫グロブリン製品(血栓症に関する枠組み警告追加)、(☆)ヒドロキシエチルデンプン含有輸液(使用に伴う死亡・重度腎障害の増加に関する枠組み警告、および出血リスクへの警告の追加 他)、(☆)ジクロフェナク(心血管系リスクに関してCOX-2阻害薬と同様の注意事項を適用するようPRACが勧告など)、(☆)コデイン(小児の疼痛緩和での使用を制限するようPRACが勧告)などの情報が掲載されています。

 全文はこちら(PDF)です。

 日本での対応も注目されます。(特に最近薬価収載されたボルベン輸液)

関連情報:TOPICS
 2013.06.15 心血管患者にはジクロフェナクは使用すべきでない(EMA)
 2013.06.07 12歳未満は、コデイン配合製品を使用しないよう勧告(カナダ)
 


2013年07月19日 00:12 投稿

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