吸入型インスリン、次々と開発中止へ

 Eli Lilly社は7日、吸入型インスリン製剤治療プログラムを終了すると発表しました。同製剤は、2009年の承認を目指してAlkermes社と共同でphaseIIIが行われていましたが、これで事実上の開発中止となります。

 Lilly Announces Termination of AIR Insulin Program(2008.3.7)
   http://newsroom.lilly.com/ReleaseDetail.cfm?ReleaseID=298284

 吸入型インスリンについては、昨年ファイザー社がExuberaを販売中止をしていますが、今年1月にはノボ社の吸入型インスリン製剤“AERx”の開発中止も発表されており、これで吸入型インスリンの開発や販売中止は3回目になります。やはり昨年のExuberaの販売不振による市場からの撤退の影響は大きかったのでしょうか?

 夢の新薬といわれた、吸入型インスリンですが、肺機能への影響や易しいとはいえない使用法、コスト高(特に保険会社が嫌がる)もあって、各社とも開発のメリットはないと判断したのでしょうか?

 これ以外にの吸入型インスリンは、2010年頃の承認を目指してMannKind社の“Technosphere insulin”が現在PhaseIIIとなっていますが、うまくいくでしょうか?注目です。

 今度は“飲むインスリン”でしょうか?

関連情報:TOPICS 2007.10.19 吸入型インスリン、米国での販売中止へ

  inhaled insulin(diabetesnet.com)
    http://www.diabetesnet.com/diabetes_treatments/insulin_inhaled.php
     (各吸入型インスリンの紹介があります)  

参考:Lilly Abandons Inhaled Insulin(DIABETES IN CONTOL.COM)
     http://www.diabetesincontrol.com/results.php?storyarticle=5585
    Eli Lilly drops inhaled insulin program(Msnbc 2008.3.7 reuter配信)
     http://www.msnbc.msn.com/id/23527042/
    Novo Nordisk halts work on AERx inhaled insulin(Reuter 2008.1.14)
 http://www.reuters.com/article/BIOTRX/idUSN1443991020080114?sp=true


2008年03月16日 23:00 投稿

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