今シーズン新たに登場する?花粉症スイッチOTC(Update)

 2012年11月26日の一般用医薬品部会で審議(TOPICS 2012.11.26)され、翌月の薬事分科会で承認が了承された、エバスチン(内服)、トラニラスト(点眼)、ペミロラストカリウム(点眼)のスイッチOTCが昨年12月20日に正式承認されています。

新たに承認された第一類医薬品について
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T131224I0060.pdf
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T131224I0050.pdf
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T131224I0070.pdf

 一部については、審査報告書などもアップされています。

成分名 販売名 効能効果
エバスチン エバステルAL
(興和)

花粉・ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:
くしゃみ・鼻水・鼻づまり
(5mg錠/1日1回 ねる前 15歳以上)
 トラニラスト ロートアルガードプレテクト
ロートアルフィットEX
(ロート)

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような目のアレルギー症状の緩和:
目の充血、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多いときなど)、なみだ目、異物感(コロコロする感じ)。
(1日4回点眼 7歳以上)
ペミロラストカリウム ペミラストンAG点眼薬
(アルフレッサファーマ)
ノアールPガード点眼液
(佐藤)

花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような目のアレルギー症状の緩和:
目の充血、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多いときなど)、なみだ目、異物感(コロコロする感じ)。
(1日2回点眼 7歳以上)

  現時点で発売日が明らかになっているのは、ノアールPガード(1月14日)だけで、他製品についてまだ具体的な情報を見聞きしません。(果たして今シーズンに間に合うのだろうか?)、ロート アルガード プレテクト(1月15日)の販売日が明らかになっています。

 一方、エバステルALについては、一部企業で先行発売という話もあるようですが、生活者への認知を高めるためには、アレグラFXのようなプロモーションをしないと、第一類医薬品(要指導医薬品)の認知自体もまた難しくしてしまう気がします。(とりあえず3月いっぱいは販売ルートを限定して、薬事法が施行される前のネット販売を阻止という気もしないでもないが、要指導医薬品の包装への表示がネックになっているのかもしれない=省令案)

薬事法施行規則等の一部を改正する省令(案)に関する意見の募集について
(案の公示日 2013年12月26日 意見・情報受付締切日 2014年01月24日)
(ネット販売、店舗販売のルールなど)
  →薬事法施行規則等の一部を改正する省令(案)の概要

関連情報:TOPICS
 2012.11.26 エバステルなどのスイッチが了承(一般用医薬品部会)

1月14日 22:00更新


2014年01月14日 00:38 投稿

コメントが2つあります

  1. アポネット 小嶋

    卸MSから聞いて、改めて確認したところ、トラニラストのスイッチ品の販売は決まっていました。すみませんでした。(元記事を訂正しました)

  2. アポネット 小嶋

    エバステルALの発売開始のアナウンスが出ました。(販売開始日は1月20日)

    アレルギー専用鼻炎薬「エバステルAL」 新発売
    (興和プレスリリース 2014.01.27)
    http://www.kowa.co.jp/news/2014/press140127.pdf

    用法は1日1回寝る前で、小売希望価格は6 錠 1,400円、12 錠 2,000円です。