携帯型空間除菌剤の一般的な使用上の注意事項(消費者庁)

 次亜塩素酸ナトリウムを含む錠剤が含む首下げタイプの商品による健康被害については以前紹介した(TOPICS 2013.02.18)したところですが、その後も事故報告が相次ぎ、3月28日の時点で101件に達したそうです。

次亜塩素酸ナトリウムを含むとの表示がある「ウイルスプロテクター」の自主回収及びその他の携帯型空間除菌剤の使用上の注意事項について
(消費者庁 2013.03.29)
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/130329kouhyou_2.pdf

 上記によれば、、現在、事業者による自主回収は、約18万個(約25%)に留まり、消費者庁などのアナウンスが十分周知されていないことがうかがわれます。(事故発生日が公表後であるケースも8件ある)

(事例)
風邪をひいていたので、仕事上人にうつしてはいけないと除菌効果を期待しウイルスプロテクターを使った。服の上からぶら下げたまま布団に入り寝てしまった。おへその上の辺りが膨れあがり腫れて赤くなっていたので、すぐに皮膚科へ行った。その後、この除菌剤による皮膚障害が起こっているというニュースを知った

 また、注目点としては、その他の携帯型空間除菌剤でも、現在11 件の事故の通知があったそうで、消費者庁では、場合によっては化学熱傷を起こす可能性があるとしています。

 今回の問題で、二酸化塩素製品及び関連製品の正しい普及、品質の向上及び製造技術等の進歩改善を図り、業界の健全な発展に寄与することを目的として、2011年7月に設立された「一般社団法人 日本二酸化塩素工業会」では、相次いでプレスリリースを発表していますが、影響の大きさから、自主規制に乗り出すようです。

『二酸化塩素を用いた空間除菌製品について』
(日本二酸化塩素工業会 2013.02.19)
http://chlorinedioxide.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2013/02/130219.pdf

『二酸化塩素を用いた空間除菌製品について』
(日本二酸化塩素工業会 2013.02.22)
 http://chlorinedioxide.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2013/02/20130222_2.pdf 

  • 首下げ型容器の形状 首下げ型容器の形状 ・品質について 、安全性の確保
  • 消費者 の皆様に使用上注意徹底
    1.体に直接触れないこと。
    2.屋外での使用は期待される働き が得られない場合あるため屋内で使用すること。

 そして、消費者の皆様の不安を払拭するため、首下げ型の製品について以下の注意点を周知するとしています。

  • 肌に直接触れるような使用は行わない。
  • 就寝時は必ず外す。
  • 乳児は使用をしない。
  • 雨や汗など、水気のあるところでは使用しない。
  • 装着時体調不良を感じたら、直ちに使用を中止し医師の診断を受ける。
  • ストラップが首に絡まないように注意する。

『二酸化塩素を用いた空間除菌製品について』
(日本二酸化塩素工業会 2013.03.29)
http://chlorinedioxide.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2013/03/20130329.pdf

 ここまで、周知する必要があるなら、首下げ型の製品なんて、必要ないのではないかと思ってしまうのですが。

関連情報:TOPICS 2013.02.18 塩素除菌ブームの中、危険商品で健康被害

関連記事:
類似除菌剤でも事故11件 ウイルスプロテクター
(47NEWS 共同通信 2012.03.29)
http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013032901002399.html


2013年04月01日 22:51 投稿

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