海外公的機関 医薬品安全性情報Vol.10 No.1

 国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は1月6日、医薬品安全性情報(海外公的機関 医薬品安全性情報)Vol.10 No.1を公表しています。 

 エスシタロプラム(レクサプロ)とQT延長、ロスバスタチン(クレストール)と女性化乳房、Tibolone(骨粗鬆症治療薬)と静脈血栓塞栓症、心筋梗塞、乳がん、卵巣がんのリスク、トピラマート(トピナ)と先天性奇形のリスク、パニツムマブ(ベクティビックス点滴静注)における治療前のKRAS遺伝子検査の重要性、SSRIによるリスク軽減のための医療従事者向け学習パッケージ、ベバシツマブ(アバスチン)と転移性乳癌、PPIと急性間質性腎炎などの情報が掲載されています。

 全文はこちら(PDF)です。

 CitalopramのQT延長については以前から話題になっていましたが、CitalopramがS-citalopram(escitalopram)とR-citalopramという2つのエナンチオマーからなるラセミ混合物というのは知りませんでした。EMA(欧州医薬品庁)では、エスシタロプラムもQT延長に注意すべきとのアナウンスとなっています。(ちなみに日本では循環器系の1%未満の副作用として記載。重大な副作用の欄ではない)

関連情報:TOPICS
 2011.11.25 SSRI learning module(英MHRA)
 2011.11.25 ロスバスタチンと女性化乳房(EMA・PhVWP)
 2011.11.19 米FDA、乳がんへのアバスチンの承認を取り消し
 


2012年01月08日 22:16 投稿

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