シーズン中は、処方せんなしでもタミフルが入手可能に(NZ)

 タミフルの使用が慎重になりつつある日本ですが、南半球に位置するニュージーランドでは、今年からインフルエンザシーズンの5月から9月に限り、12歳以上のインフルエンザ症状のある患者に対し、タミフルの処方せんなしでの販売が認められています。

Influenza treatment now available from your pharmacist
(Roche Products (New Zealand) News release 2007.5.14)
http://www.scoop.co.nz/stories/GE0705/S00102.htm

 今回の措置は、2006年6月9日に行われた、医薬品の分類を審議する”MEETING OF THE MEDICINES CLASSIFICATION COMMITTEE”での勧告を受けてのものです。

Minutes of the thirty-fourth meeting of the Medicines Classification Committee – 9 June 2006(MEDSAFE)

 日本ではとても考えられないことですが、要薬剤師薬(restricted medicine)というカテゴリーあるニュージーランドならではの措置です。ただ、入手が容易になって使用量が増え、日本のような事例が続出しなければいいと思うのですが、日本の状況はニュージーランドにどれだけ伝えられているのでしょうか?

 現在、シーズン開始後の薬局での販売状況や、薬剤師の販売方法などについての情報をチェックしていますが、なかなか見つかりません。わかり次第、紹介したいと思います。

2012.09.07 リンク再設定


2007年05月16日 21:00 投稿

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