Category Archives: 薬剤師の職能

薬剤師の職能拡大についての取り組みを紹介します。

薬局サービスの将来に関する専門家タスクフォースの提言(アイルランド)

アイルランド保健省はこのほど、薬局の役割の拡大を支援する専門家タスクフォースの報告書を発表しています。(Xに2024.08.13に投稿したものを再構成しました)

【アイルランド保健省 2024.08.13】
Minister for Health publishes final report of the Expert Taskforce to Support the Expansion of the Role of Pharmacy
https://www.gov.ie/en/department-of-health/press-releases/minister-for-health-publishes-final-report-of-the-expert-taskforce-to-support-the-expansion-of-the-role-of-pharmacy/

Expert Taskforce to Support the Expansion of the Role of Pharmacy Final Report(2024.08.13)
https://www.gov.ie/en/department-of-health/publications/expert-taskforce-to-support-the-expansion-of-the-role-of-pharmacy-final-report/

続きを読む


カナダ・ブリティッシュコロンビア州における薬局サービス

薬剤師は医療チームの重要な一員であり、様々なサービスを提供しています。

2023年6月以降、40万9000人以上が薬剤師から軽度の病気の治療を受け、また無料で避妊薬が入手されています。

Pharmacy Services in B.C.
(カナダ・ブリティッシュコロンビア州 2025.04.16 Update)
https://www2.gov.bc.ca/gov/content/health/accessing-health-care/pharmacy-services

続きを読む


薬史学からみたワクチン接種者としての日本の薬剤師の役割

法政大学経済学部現代ビジネス学科教授の論考

日本におけるCOVID‑19危機について考察し、明治初期(1868‑1912)と⽶国占領下(1946‑1952)という⼆つの異なる時期における薬学史の立場から教訓をまとめるとともに、日本の医療制度における薬剤師の役割と地位の変化を明らかにしています。(Xに2024.08.22に投稿したものを再構成しました)

続きを読む


Minor Health Conditions Service は医療へのアクセスを向上させる(NZ)

ニュージーランド保健省(Te Whatu Ora)は、2023年に10の重点地域の700を超える薬局で行われた地域薬局を基盤とした軽症患者向け試験的サービス(MHCS:Minor Health Conditions Service)の結果を公表した。(Xに2024.08.29に投稿した投稿を再構成しました)

続きを読む


薬局の民営化がもらたしたもの(スウェーデン)

2009年に薬局が国営化から民営化となったスウェーデンですが、その後の薬局業界がどうなっているかをまとめた報告書が目に留まったので紹介したいと思います(5月1日にXに投稿したものを再構成しました。誤訳があったらご指摘下さい)

この報告書は、規制緩和以前から現在に至るまで薬局業界がどのように発展してきたのか、また今後どのように発展していく可能性があるのか、様々な側面に光を当てることを目的として、スウェーデン競争当局(KKV)が外部に委託し、4月24日に調査報告書として公表されました。

続きを読む


医療砂漠への対応策としての地域薬局・薬剤師を活用した行動計画(仏)

フランソワ・バイルー仏首相は4月25日、国内で問題になっている医療砂漠(déserts médicaux)への対応策として、地域薬局・薬剤師を活用するなどを含む、フランス国民の医療アクセス強化のための行動計画(le pacte)を発表した。

続きを読む


地域薬局はDV被害者の相談場所(欧州)

Xにはこれまでもいろいろな形で投稿してきたものです。備忘録として、そして地域薬局の新たな役割として紹介したいと思います。

2020年、COVID-19パンデミックの間、STAY HOME の一方で、DV被害者が外に出る機会を失ってしまったために、欧州ではDVが激増しました。

続きを読む


欧州各国で薬剤師がさまざまなサービスを提供している(WHO Europe)

WHO/Europeは、2024年のWorld Pharmacists Day (25 September 2024)を記念して、薬剤師:世界の健康ニーズに応える」というテーマの下、患者と幅広いヘルスシステムのために、欧州のさまざまな国で薬剤師が担う新たな役割が注目されていることを紹介している(Xに2024.09.24に投稿したものを記事化しました)

【WHO/Europe 2024.09.20】
Advancing the role of pharmacists to meet changing patient and health system needs
https://www.who.int/europe/news-room/feature-stories/item/advancing-the-role-of-pharmacists-to-meet-changing-patient-and-health-system-needs

続きを読む


地域薬局でのHIV検査サービス(仏)

フランスでは、USPOとFSPFの薬剤師組合とフランスエイズ協会が協力し、一部の地域でHIVスクリーニング・サービスが行われている。(Xに2024.12.06に投稿したものを再構成しました)

【FSPF 2024.12.04】
Dépistage du VIH en pharmacie : c’est parti !
https://www.fspf.fr/depistage-du-vih-en-pharmacie-cest-parti/

続きを読む


調剤外部委託化による薬剤師の対人業務強化と地域活動参画への影響とは?

京大の経営管理大学院の方の研究で興味深いです。

薬剤師が捻出された時間を対人業務強化に取り組む意識を持ち合わせているか、全国規模のインターネット調査を実施し、調剤の外部委託化が薬剤師の業務にどのような影響を及ぼすのか、調剤の外部委託化の有効性を分析。
(Xに1月12日に投稿したものを再構成しました) 続きを読む