Category Archives: 有用性・安全性

くすりの有用性や安全性に関する内外の新聞記事・論文等を紹介します。

PPI使用による骨折リスクがラベルに追記へ(米FDA)

 米FDAは25日、PPIを高用量または長期服用した場合骨折リスクが高まる可能性があるとして、PPI製品のラベル変更を行うと発表しました。 続きを読む


スタチンと有害事象・合併症のリスク(英国研究)

 20日の英国医学雑誌のBMJ 誌とHeart 誌のオンライン版に、スタチン使用と有害事象や合併症の発症の関連を調べた大規模な疫学調査の結果が発表されています。(使用したデータは同じです) 続きを読む


適正使用情報は現場に十分周知されているか(国内調査)

 私たちの所には、添付文書の改訂などの適正使用に関する情報がさまざまな形で送られてたり、また私たちも入手することがあります。こういった情報が、どのように現場の医師らに周知されているかなどを調べた調査結果がまとまり、報告書が厚労省ウェブサイトに19日掲載されています。 続きを読む


ブフェキサマク外用薬の販売中止が決定(update)

 11日の読売新聞によれば、武田薬品工業など15社が、ブフェキサマク製剤の販売を自主的に中止したと発表したとのことです。京都の卸の薬剤師の方から情報を頂きました。この場を借りてお礼を申し上げます。 続きを読む


2歳未満に去痰薬は推奨できない(フランス)

 小児への風邪薬・咳止め薬の使用については、その有効性と安全性をめぐって各国でレビューが行われていますが、フランスの当局のafssaps(agence française de sécurité sanitaire des produits de santé)は29日、カルボシステイン・アセチルシステイン(日本では吸入薬)などの去痰薬(粘膜溶解薬)、安息香酸メグルミン?について、OTC薬(処方せん薬については現在確認中)の2歳未満への適応を削除すると発表しました。(フランス語による情報です。誤りがあるかもしれませんので、原文をご確認下さい) 続きを読む


OTC医薬品の使用環境における問題点と今後の課題(学会シンポ)

 日本アプライド・セラピューティクス学会(http://www.applied-therapeutics.org/)の第1回学術大会のシンポジウム「OTC医薬品の使用環境と問題点 ~安心・安全な使用のために~」で話をさせて頂きました。シンポを終わって感じたことを少しお話ししたいと思います。 続きを読む


DPP-4阻害剤とSU剤との併用について注意喚起指示

 厚労省は27日、DPP-4阻害剤について、SU剤との併用で重篤な低血糖症状があらわれ、意識消失を来す例も報告されているとして、SU剤と併用する場合には、SU剤の減量の検討を求める添付文書の変更を指示しました。 続きを読む


プラビックスとオメプラゾールとの相互作用の追記を指示

 厚労省は27日、クロピドグレル硫酸塩(プラビックス)の添付文書について、オメプラゾールとの相互作用に関する情報と重大な副作用の項に横紋筋融解症に関する情報の追記を指示しました。 続きを読む


ブフェキサマクの承認取り消しを勧告(欧州医薬品庁医薬品委員会)

 EMA(欧州医薬品庁)の医薬品委員会は23日、接触性アレルギーのリスクが高いとして、ブフェキサマク製剤の承認取り消しを勧告しました。 続きを読む


ビクトーザ皮下注に関する学習メモ

 実際に参加されていない方でないと様子を想像できないと思いますが、ここ最近のアポネットR研究会では、最近の新薬ラッシュに対応すべく、メーカーの学術担当者を招いて、十分時間をかけてそれぞれの新薬の薬効・薬理とそのメカニズム、使用上の注意、患者さんへの指導のポイントなどを学んでいます。 続きを読む