OTC類似薬の保険給付の見直しに関するパブコメ結果

3日開催の社会保障審議会医療保険部会でOTC類似薬の保険給付の見直しの実施についてが議題に取り上げられて議論が行われています。

また、パブコメ結果の概要が示され、中間とりまとめを踏まえた整理の方向性として厚労省の考え方が示されています。

【厚労省 2026.09.03開催】
第214回社会保障審議会医療保険部会
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75969.html

【資料2】OTC類似薬の保険給付の見直しの実施について
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001744962.pdf

個別では、下記ケースにおいては対象となる方向性のことです

  • エピナスチン点眼0.1%
  • 混合調剤でのワセリン
  • 最大用量が設定されていない外用薬
  • 関節リウマチ患者
  • 在宅患者

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意見を取り入れることは必要だと思いますが、こんなに複雑にしたら現場の負担は増えるだけだと思います。

チェックシートで説明という発言もありましたが、果たして現実的でしょうか? これで業務負担や説明料の名目の加算がついたら、本末転倒だと私は思います。

論点では下記のような点が示されました。反対意見が出なかったようなので、これらは配慮される可能性があります。

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途中、聞き逃した部分がありますが、各委員からは次のような発言がありました。(各報道でもご確認下さい)

米川委員(健保連)
公平性と分かりやすさがポイント
低所得者への配慮は限界がある、この「一部保険外療養」とは切り離し、制度全体の中で考慮すべきで、低所得者への配慮は「生活保護受給者」に限定すべき

中村委員(上智大)
患者負担がどれだけ家計にどれだけ圧迫するがポイント
ただ、直感的には限定的だと思うだけだと思う
制度改革が患者の行動変容が起こることも直感的にも考えにくい
シュミレーションによる詳しい事前の予想や分析もして欲しかった
追加負担の上限を決めるという制度設計という方法もあったのでは
不適切な使用が懸念されるものは、OTC販売で薬剤師がきちんと説明されることが前提である

OTCで代用って簡単にいうけど、売れないケースもあるんだけど
OTC販売で薬剤師はあまり関与していないんだけど

島委員(日本病院会副会長)
「アトピー性皮膚炎に対するプロアクティブ療法の特別負担からの除外」の方向は妥当
国民への分かりやすい説明とともに、医療現場への説明も重要

薬剤師と連携して整理すべき(病院薬剤師も関与して欲しい)
薬剤師会の考え方も聞かせて欲しい

城守委員(日医副会長)
対象の確認には電子カルテなどの導入が必要となるが、電子化されていない施設も多くあるので配慮が必要
「医療情報システムベンダーへの早期の情報提供」「医療現場での制度施行前の試行」などを行い、医療現場の業務負担軽減を図ってほしい

林委員(連合)
入院の食事代に低所得者配慮があるので、同じように検討すべきでは

厚労省
低所得者に対しては、その他での総合的な配慮があるので、生活保護のみとした
ワセリンについては、基材として使う場合があるがGLとしては推奨されていない
基材なのか効能だけで分けると不公平感がある

渡邉委員(日薬)
現場への影響、判断への懸念がある
島委員が指摘については調整する必要がある
本制度開始されるまで、患者さんを含めた納得が必要

藤井委員(商工会議所)
保険本来に沿った見直しが必要
医療上必要性が低いものは薬局で対応して欲しい
スイッチOTC推進も必要だが、生活者の理解度も必要

天野委員(全国がん患者団体連合会)
成人後に晩期合併症が生じるケースも少なくないので、小児期にがんに罹患した患者への特段の配慮が必要
現場の薬剤師の負担が過重とならないようにして欲しい

大杉委員(日歯)
院内処方の施設が多いので配慮を

大黒委員(日本難病・疾病団体協議会)
医師による判断のバラつきが生じていないか、しっかり検証してほしい

 

支払い側委員からOTCでの代替と薬剤師による関与に期待が寄せられているように思いました。

一方でOTCで代用って簡単に考えているようにも感じました。(中村委員)

しかし、効能効果の考え方の違いから、簡単に売れないケースもあります。

それに、OTC販売で薬剤師はあまり関与していない状況もあります。

日薬は制度面への要望だけでなく、代替品を求める方々への対応法をしっかり体系化する必要があるのではないでしょうか

また、OTC類似薬と同じものを薬局で取り揃えを求められる懸念あります。(アレグラFXとかは限定販売です)

もし、万が一施設基準で縛るようでしたら、零売での対応も検討する必要があるのではないでしょうか。

参考:
アトピー性皮膚炎への「間欠的な長期間のステロイド投与」(プロアクティブ療法)もOTC類似薬特別負担の対象外とすべきか—社保審・医療保険部会
(GemMed 2026.09.03)
https://gemmed.ghc-j.com/?p=76396

2026年09月03日 16:43更新


2026年09月03日 11:48 投稿

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