来月、9月12日(土)、13日(日)に東京理科大学葛飾キャンパスで開催される、日本社会薬学会第44年会で、シンポジウムのパネリストとして、また、ポスターで発表をすることになりました。お近くの方は是非足を販売運んでいただけるとありがたいです。
日本社会薬学会第44年会(日程表・プログラム)
https://jssp44.ywstat.jp/nittei.html
シンポジウム(1)「OTC医薬品等の適正使用と教育の課題」(仮題)では、エナジードリンクについて話をして欲しいという依頼があり、「薬剤師はエナジードリンクやカフェイン製品にどう向き合うか」というタイトルで、エナジードリンクの歴史的背景や普及の過程、若者に向けた販売戦略、摂取の実態、潜在的リスクなどを整理し、薬剤師としてどのようにこれらの製品と向き合うべきかを問題提起します。
ポスターの「世界各国で拡大する地域薬局におけるCommon Ailment Schemes(CAS)の現状と我が国への導入可能性の検討」では、世界各国ではプライマリケアを中心とした医療提供体制の見直しが進んでいるなか、その方策として進められている薬剤師の職能を活用した一般的な疾患・軽症症状への対応の取り組み(Common Ailment Schemes:CAS)について紹介するとともに、今日本で進めようとしているOTCを活用した対応での問題点などを指摘するとともに、零売の制度化の必要性についても論述します。
内容的には、普段ブログや投稿として情報発信をしているものをまとめたものになりますが、多くの方とディスカッションできればと思ってます。
ポスターは、1991年に大阪で開催された第10年会年会(まだ当時は社会薬学研究会)で「当薬局における在日外国人の来局状況」を発表して以来、またシンポジウムとしては、2011年のセルフメディケーション学会のシンポ「地域コミュニティにおける新たなセルフメディケーション支援」で「地域薬剤師による新たなセルフメディケーション支援の可能性」(→TOPICS 2011.10.20)以来となるので、うまく話せるかどうか不安です。
社会薬学研究会第11年会(1991.9.21-22、摂南大)にて
さて、今年の社会薬学会年会は副題「社会を捉え、薬学に活かす」にあるように、全体として、「くすりと社会」との関わりなど、研究会として発足した原点に戻った年会になるように思います。
現場の業務のあり方についての方が関心がある方にとっては、物足りない内容かと思います。ポスターではいろいろな切り口の演題も出されています。
一方、個人的には嶋根先生らと直接お話ができると思うとワクワクしています。
またシンポジウムや教育セッションの演者を調べてみたところ、教育セッションの「社会学に学び、薬学に活かす」で話をされる松枝亜希子先生は、以前紹介した書籍『一九六〇年代のくすり』の作者で、どんな話をされるのか注目しています。
おととい買ってきた本を読んでいるのですが、60~70年代に保健薬などの大衆薬はどう売られていたか、社会的背景は何だったのかなど、国民の現在の医薬品のかかわりにつながる史料として非常に興味深い
平易に書かれているので是非お勧め
【生活書院】
一九六〇年代のくすりhttps://t.co/EnJamrN6T6 pic.twitter.com/Gv6Sg6jmfR— 小嶋 慎二@community pharmacist (@kojima_aponet) May 5, 2022
シンポジウム(2)「薬害とはなにか―新しい薬害の社会学―」は、薬害というものを医学的なものだけでなく、どのような視点で薬剤師は向き会ったらよいかを改めて考えると機会となりそうです
さらに、シンポジウム(3)「2040年に向けて地域医療の再構築を一緒に考えましょう!」の演者を見ると、DXやフォーミュラリの利活用、診療所薬剤師など、限られた医療資源の中で薬剤師職能をどう社会に貢献するかという将来展望について、語られるのではないかと思っています。
こういった全体的なテーマは苦手、興味はあまりないという方も是非足を運んで頂きたいと思っています。
関連情報:TOPICS
2011.10.20 日本セルフメディケーション学会で話をしました
2026年08月28日 14:45 投稿

