日病薬、会員施設に後発医薬品の積極的な使用促進を求める

 日病薬は6日,会員向けに後発医薬品の使用促進に関する通知を行っています。

後発医薬品の使用促進について(日本病院薬剤師会2009年8月6日)
  http://www.jshp.or.jp/cont/090807.html

 日病薬では,組織としても後発医薬品使用促進を積極的に行うとして,下記の様な具体的な取り組み例を示し,各施設においてこれらの事項について検討し、積極的な使用の促進を図ることを求めています。

  • 使用促進の具体化例 病院として一律で後発医薬品への変更不可処方せんの発行を行わない。
  • 病院薬剤部が中心となり、後発医薬品に関する情報収集を充実させ、薬事委員会などで後発医薬品の選択を行う。
  • 院外処方薬のみならず院内採用薬、特に注射薬についても積極的に後発医薬品への切り替えを図る。
  • 地域レベルで後発医薬品の情報ネットワークを構築し、地域の調剤薬局との情報の共有化を図る。
  • 病院での後発医薬品採用基準、採用リストを地域の薬剤師会や薬局に提供するとともに病院のホームページにて公開する。

 また、日病薬としても、後発医薬品が安心して使用できる環境を作るため、「安心して使用できる後発医薬品を選定するため、問題のある後発医薬品について調査研究を行い、その結果を公表する」「後発医薬品の使用阻害要因について調査分析し、問題点への対応を行う」ことをあわせて発表しています。


2009年08月08日 09:24 投稿

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