今年4月、ニュージランド保健省は6月から地域の薬局の薬剤師が、公的資金でカバーされる一般的な医薬品の一部を子どもなどに直接提供されると発表していましたが、27日、そのサービス仕様が明らかになりました。
薬剤師は高度な訓練を受けた医療専門家です。この提案によれば、薬剤師は一般開業医の診察と同様に、患者の診察、相談、そして必要に応じて公的資金による治療を提供できるようになる
【NZ保健相 2026.04.15】
Expanded role for community pharmacistshttps://t.co/1TdG6pUw7P…— 小嶋 慎二@community pharmacist (@kojima_aponet) April 15, 2026
【Health New Zealand 2026.05.27】
Extended pharmacy services
https://www.healthnz.govt.nz/about-us/what-we-do/planning-and-performance/primary-care-tactical-action-plan/extended-pharmacy-services
| 承認されている症状等 | 対象 | 相談料 | 自己負担額 |
|---|---|---|---|
| 小児の痛みと発熱の管理 | 14歳未満 | 28.75ドル (約2,700円) |
コミュニティサービスカード (CSC) あり 5ドル(約470円) なし 20ドル(約1,880円) |
| 小児に対する経口補水療法 | 14歳未満 | ||
| 小児の結膜炎の治療 | 14歳未満 | ||
| シラミの治療 | 14歳未満とその家族 | ||
| 疥癬の治療 | 14歳未満とその家族 | ||
| 合併症のない尿路感染症の治療 | 25歳未満の女性 | 43.13ドル (約4,050円) |
|
| 緊急避妊薬 | 16歳以上65歳未満 | 43.13ドル (約4,050円) |
自己負担なし |
また、使用する薬は下記のように定められていて、これらを使用する場合には処方箋による調剤と同じ公費負担があるそうです。
Decision to extend Pharmacy Services
(Parmac 2026.05.20)
https://www.pharmac.govt.nz/news-and-resources/consultations-and-decisions/decision-to-extend-pharmacy-services
| 承認されている症状等 | 使用医薬品 |
|---|---|
| 小児の痛みと発熱の管理 | アセトアミノフェン120mg/5mL経口液 アセトアミノフェン250mg/5ml経口液 アセトアミノフェン500mg錠 イブプロフェン20mg/ml経口液 |
| 小児に対する経口補水療法 | 経口溶液用粉末 (Electral) 電解質溶液(500ml×2本) (Pedialyte) |
| 小児の結膜炎の治療 | クロラムフェニコール0.5%点眼薬 クロラムフェニコール1%眼軟膏 |
| シラミの治療 | ジメチコン4%ローション |
| 疥癬の治療 | ペルメトリン5%ローション |
| 合併症のない尿路感染症の治療 | ニトロフラントイン100mgカプセル トリメトプリム300mg錠 |
| 緊急避妊薬 | レボノルゲストレル1.5mg錠(医薬品費用も公費投入) |
Extended pharmacy services の適用範囲を超える場合は、該当するサービス利用者を、状況に応じてかかりつけ医、緊急医療提供者、または遠隔医療提供者に紹介することを求めています。
Extended pharmacy services への参加は任意で、追加の研修は求められないようですが、個室の相談スペースが確保されているかは必須要件です。
ニュージーランド政府では6月中旬より、全国的な広告キャンペーンを開始するとのことです。
通常、GPなどを受診した場合の費用がどの程度違うのかも情報取集したいと思います。
2026年05月28日 00:00 投稿
