国際標準医薬分業を再陳情(日本薬剤学会)

 TOPICS 2011.05.29 で、日本薬剤学会(http://www.apstj.jp/)が「医薬分業国際標準化に関する陳情書」を厚労相に提出したことを紹介しましたが、7月25日に改めて陳情書を提出しています。

永井恒司名誉会長が小宮山厚生労働大臣に国際標準医薬分業に関する陳情書を提出されました
(日本薬剤学会)
http://www.apstj.jp/information/20120725-mhlw

国際標準医薬分業の推進に関わる陳情書
(公益社団法人日本薬剤学会 2012年7月25日)
http://www.apstj.jp/information/20120725-mhlw.pdf

 今回の陳情書では、

  • 薬剤師は医師に従属化されている(医師と武士には問答無用の雰囲気)
  • 欧米では、医師の多くが薬剤師に相談して処方せんを作成するため、実質的に全処方せんの約70%が薬剤師が作成している(関与している)
  • 過去における薬害事件など、薬剤師の処方せん監査機構が作動しなかった、あるいは薬剤師の関与がない「閉ざされた医療」のために、多くの死亡者を出す深刻な事件に発展した

などの問題を指摘し、改めて国際標準の医薬分業が行われるよう求めています。

 なお、同会では下記のような情報発信を行っている他、FIPと協賛で、9月25日に都内で一般向けシンポジウムを開催するそうです。(また動画でアップしてくれないかな)

国際標準医薬分業推進委員会からのお知らせ
http://www.apstj.jp/information/201206

公開市民講演会 国際標準医薬分業を推進する国際シンポジウム: 2012/9/25
メインテーマ ~世界標準の医薬完全分業について~
http://www.apstj.jp/events/others/complete-separation
http://www.apstj.jp/events/others/20120925poster.pdf

関連情報:TOPICS
 2011.05.29 医薬分業国際標準化に関する陳情書(日本薬剤学会)
 2012.04.20 市民の生命と健康を守る薬剤師-欧米先進国型の医薬分業とは- 


2012年08月11日 10:50 投稿

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