前記事を書いている際に見つけた動画です。
この講演は、去年5月に都内で開催された日本薬剤学会(http://www.apstj.jp/)の第26年会の公開市民講演会(→講演会ポスター)として行われたもので、永井恒司氏が話されています。
去年4月に日本薬剤学会が厚労省に提出した陳情書(TOPICS 2011.05.29)をわかりやすく解説したような内容ですが、医薬分業の歴史や韓国と日本における医薬分業の違いなどについて語られており、市民講演会ではありますが、これまでの経緯をあまり知らない現場の私たちも見る価値があります。
前記事で記した、ジェネリック医薬品製剤の選択は薬剤師の調剤権に属しているとしている部分についても、4番目の動画の冒頭で触れています。スイスでは、法律で明記されているとのこと。
Watch 永井恒司先生の公開市民講演(日本薬剤学会主催) その1 in 社会活動・非営利 | View More Free Videos Online at Veoh.com
Watch 永井恒司先生の公開市民講演(日本薬剤学会主催) その2 in 社会活動・非営利 | View More Free Videos Online at Veoh.com
Watch 永井恒司先生の公開市民講演(日本薬剤学会主催) その3 in 社会活動・非営利 | View More Free Videos Online at Veoh.com
Watch 永井恒司先生の公開市民講演(日本薬剤学会主催) その4 in 社会活動・非営利 | View More Free Videos Online at Veoh.com
動画の冒頭で紹介されていますが、下記論文によれば韓国の分業は‘compulsory separation(強制分業)’で、日本の分業は ‘arbitrary separation(任意分業)’とのこと。(要は日本は遅れているということ)
Pharmaceutical reforms: Implications through comparisons of Korea and Japan
(Health Policy.93(2).165-171,2009)
http://www.healthpolicyjrnl.com/article/S0168-8510(09)00182-1/abstract
関連情報:TOPICS
2012.04.20 ジェネリック医薬品製剤の選択は、薬剤師の調剤権
2011.05.29 医薬分業国際標準化に関する陳情書(日本薬剤学会)
2006.11.25 WHOとFIPが新しい時代の薬局薬剤師の役割を示す(旧サイト)
2012年04月20日 12:02 投稿