防災型お薬手帳(静岡県)

 静岡県ではこのほど3師会が共同で、災害時の医療現場でも活用できる「防災型お薬手帳」を作成し、6日静岡県庁で行われた記者会見でお披露目を行っています。

平成24年3月 静岡県モデル事業 -
全国初の「防災型お薬手帳」を作成しました!
(静岡県薬剤師会)
http://www.shizuyaku.or.jp/techo.html

全国で初めて!「防災型お薬手帳」完成
(SBS news 2012.03.06)
http://www.youtube.com/watch?v=SPzVoKD9Gwg

 東日本大震災で、改めてその有用性が再確認された「お薬手帳」を、東海地震に備えて災害時にも活用できるよう、行政のバックアップで作成されたこの手帳は、副作用歴など従来の記入事項の他、慢性腎障害や認知症など既往症をチェックできる項目や災害に備えた情報も加えられています。

 県の助成で県薬剤師会ではまず10万部を作成、津波対策が必要な沿岸部であって高齢化率の高い地区(静岡市、浜松市、沼津市、焼津市、伊東市、熱海市、牧之原市、伊豆市、下田市、東伊豆町、西伊豆町、南伊豆町、松崎町、河津町)に所在する薬局(静岡県薬剤師会の会員が所属する薬局)や診療所、歯科医院で配布するとのことです。

 災害対応とまでもいかなくても、少なくとも行政主導で県内統一のお薬手帳を作成することは、お薬手帳の普及の活用のためにも必要だと思いますね。(栃木県でも検討して欲しいな)

参考:
朝日新聞静岡版3月7日
http://www.at-s.com/news/detail/100105053.html
静岡新聞3月7日
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001203070001


2012年03月07日 14:24 投稿

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