医薬品のネット・通信販売、2年間は一部容認へ

 11日、「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」の第6回会合が開催され、薬局がない離島の住民への販売など一部に限定して2年間の継続を認める省令案が厚労省より示されたそうです。下記WEBニュースが伝えています。

【厚労省】第3類以外の通販で経過措置‐離島、継続使用は2年間購入可能
 (薬事日報 HEADLINE NEWS 5月12日)
  http://www.yakuji.co.jp/entry10830.html

医薬品販売規制に限定2年の経過措置案–厚労省に疑問、不信感が台頭
 (CNET JAPAN 5月12日)
  http://japan.cnet.com/sp/drag/story/0,3800097284,20392919,00.htm

官僚のシナリオどおり? 医薬品ネット販売の検討会で”なし崩し的”な改正案
 (マイコミジャーナル5月11日)
  http://journal.mycom.co.jp/news/2009/05/11/061/

医薬品通販、「離島」「継続購入」のみ認める省令再改正案
 (INTERNET Watch 5月11日)
  http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/05/11/23386.html

薬のネット販売一部継続へ 離島など、厚労省方針
 (47NEWS 5月11日 共同通信配信)
  http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009051101000900.html

時事通信5月18日
  http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009051100804

 省令案は12日に開始されたパブリックコメント(TOPICS 2009.05.12 医薬品のネット・通信販売の経過措置に関するパブコメ)で明らかになっていますが、簡単にいうと「薬局のない離島居住者」と「改正省令の施行前に購入した医薬品の継続使用者」については、2年間の経過措置として引き続き通信販売を行えるというものです。

 これにより、漢方薬など伝統薬の通信販売が今後、2年間は継続されることになりますが、一方で、本当に継続購入者なのかを確認する方法などは一切示されていません。(やはりというか、ちょっとあまりに無責任!)

 このため、「過疎地と離島は何が違うのか。店舗での購入が困難な障害者への対応はどうするのか」「経過措置を設けることについての議論が十分ではない」「離島の定義に不安がある。離島という言い方が突破口になって、どんどん範囲が拡大していくのでは」、「継続使用の定義が曖昧。どう確認するのか」「希望すれば誰でも(ネットなどで)買えるようになってしまうのではないか」など、委員からは疑問や不安の声が上がったそうです。当然ですね。

関連情報:TOPICS 2009.04.29 第5回医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会

5月12日 1:00更新 11:00リンク追加


2009年05月11日 21:42 投稿

コメントが2つあります

  1. アポネット 小嶋

    検討会の資料が12日、アップされました。

    第6回医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会(厚労省)
     http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/s0511-5.html

    これまでの議論を踏まえた検討項目をまとめたものが事務局から示された他、三木谷、後藤、綾部、國領の4委員が資料を提出しています。

    後藤委員が、資料として添付した医療経済(薬局全体の2割が郵便販売を行っていると指摘)の記事と、國領委員の意見書は注目したいと思います。

  2. アポネット 小嶋

    一般の方が検討会を傍聴し、ブログに議事録のようなものをアップしています。三木谷氏が相当ヒートアップしたようです。(一部抜粋させてもらいました。ゴメンナサイ)

    「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」を傍聴してきました
     (音楽配信メモ 5月12日)
     http://xtc.bz/index.php?ID=516

    各紙報道では詳して触れていませんでしたが、上記ブログによれば、厚労省の事務局は委員の疑問に対して下記の様な見解を示しています。

    ・過疎地が含まれなかった理由
    「地続きなところは直接お店に行ってもらえればよい。離島のように店舗が物理的に存在してないところと、地続きで離れているところでは条件が違う」

    ・障害者が含まれなかった理由
    「利便性と安全性を考えることは別で、そのバランスを考慮することが重要。障害者の人が選択購入するときはリアル店舗に来てもらって障害の状態に応じて買って頂きたい」

    ・継続記録の確認方法は?
    「電話でかつて買ったというだけで提供できるかどうかは微妙な話。5月末までに何らかの購入情報があるかということが基準になると思うが、それは最終的には売る立場であるお店が判断する話だ」 

    一般の人までが関心を持つ話題であり、あとでこっそり議事録をまとめるのではなく、いっそのことネットで実況をしてもらい、それぞれの立場をリアルで伝えてもらえればと思いました。