医薬品のネット販売規制訴訟、年内に結審へ

 インフルエンザの影に隠れてすっかり報道されなくなった一般用医薬品の通信販売をめぐる問題ですが、今年5月にケンコーコムとウェルネットの2社が、医薬品のネット販売を行う権利の確認および省令の無効確認または取り消しを求めた行政訴訟(TOPICS 2009.5.25)の審理がすすみ、WEBニュースによれば、12月24日には結審することになったそうです。 

医薬品ネット販売規制、その後(2) – 省令無効を巡る第3回口頭弁論の結果
(マイコミジャーナル 10月21日)
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/10/21/lawsuits2/

医薬品のネット販売規制はクリスマスイブにひとつの節目
(CNET JAPAN 10月23日)
http://japan.cnet.com/sp/drag/story/0,3800097284,20402178,00.htm

 原告側は、「対面の原則」は矛盾だらけで論理破綻していると主張したことから、被告の国は憲法論議での対抗を考えていましたが、 これ以上の先延ばしはできないとして、結審を急ぐことにしたようです。

 おそらく、来年の春までには判決が出ることでしょう。

関連情報:TOPICS
  2009.05.25 ネット販売規制は違憲、ケンコーコムなどが提訴
  2009.07.15 医薬品のネット販売規制訴訟の初公判が開かれる
  2009.07.05 特例販売業のかけこみ取得で伝統薬の新規通販は可能


2009年10月23日 23:56 投稿

コメントが1つあります

  1. アポネット 小嶋

    12月24日に第4回の口頭弁論が予定通り行われ、結審しています。

    医薬品ネット販売規制の訴訟が結審、判決は3月30日に–
    「厚労省はドイツの同様事例を隠した」との主張も
    (CNET JAPAN 12月25日)
    http://japan.cnet.com/sp/drag/story/0,3800097284,20405965,00.htm

    判決は2010年3月30日に下されるそうです。