IFNα・エタネルセプトの在宅自己注射の要件が一部緩和へ

1日開催された中医協の総会で、インターフェロンアルファ(IFNα)製剤とエタネルセプト(エンブレル)について、在宅自己注射に関する制限を今年4月から一部緩和する方針が示され、了承されました。

第123回中央社会保険医療協議会(2008年2月1日開催)
  厚労省・資料:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/02/s0201-5.html

 方針案によれば、IFNα製剤について、これまではウイルス性のC型肝炎患者だけが対象だった自己注射を、HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症にも対象が広げられます。

 また自己注射にあたっては、現在は2週間に1回の通院が求められていましたが、医療機関が遠い地域に住む患者にとっては時間、費用ともに負担になっていました。このため患者団体や学会は、通院の緩和を求める等の要望書を提出、厚労省もこれに応える形で、今後通院回数は月1回に緩和されます。

 また、グリチルリチン酸モノアンモニウム・グリシン・L-システイン塩酸塩配合剤について、慢性肝疾患における肝機能異常の改善を目的として頻回の投与が必要として、外来等の診療での投与のほか、患者の利便性を考慮し、在宅自己注射の対象薬として追加されています。

 一方、エタネルセプト(エンブレル)についても、現在は2週間に1回の通院が必要でしたが、一定期間の全例調査で、安全性及び有効性が確認されたことから、2週間に1回の通院を行わなくてもよいことになります。

 IFNαやエンブレルを来局者で使用されているということは、近年増えている感があります。院外処方になるとは考えにくいですが、患者さんからの問い合わせに応じられるよう、一定の知識を持つことは必要でしょう。

関連情報:TOPICS
  2007.12.12 イミグラン自己注射
  2007.05.08 エンブレル、56%が自己注射

参考:CBニュース2月1日
      http://www.cabrain.net/news/article/newsId/14340.html
    47NEWS2月1日(共同通信配信)
      http://www.47news.jp/CN/200802/CN2008020101000604.html
    日刊薬業 HEADLINE NEWS 2月4日


2008年02月04日 23:00 投稿

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