英国では、シルデナフィルとタダラフィルが、ED治療薬として薬局で市販されていますが、この研究では、市販化により関連する心血管代謝合併症に対する医療受診行動に影響を及ぼすかどうかの検討が行われています。
【J Sex Med. 2026 Oct 12】
A real-world observational study investigating the impact of non-prescription PDE5 inhibitors on medical help-seeking for erectile dysfunction and comorbidities
https://academic.oup.com/jsm/article/23/11/qdag244/8910507
調査研究は、医師または自己診断によりEDと診断された成人男性(18歳以上)を対象にオンラインで行われています。
その結果、処方薬使用者と比較して、OTC 使用者は年齢が高く、EDの重症度は低かった
いずれの使用者も約8~9割は12か月以内に医療機関を受診し、両者に差はなかった
市販のED治療薬を購入後、健康診断のために医師の診察を受けた男性は、メーカーの公式情報や薬剤師から提供されたアドバイスが、健康診断を受けるよう説得する上で最も影響力があったと報告
一方、ED症状を抱えながらも治療を受けていない男性は、医療機関への受診が低いことから、より懸念すべき集団とし、背景には、EDに対する認識の低さと偏見が男性が助けを求めないことにあるとした
研究者らは、薬局を拠点としたアクセスモデルを支援しつつ、こういったグループへの働きかけに重点をおくべきだとしている
なお研究はOTCメーカーの支援を受けている
関連情報:TPOICS
2026.06.17 International Men’s Health Week(国際メンズヘルス週間)
2026.05.27 男性のセルフケア改善には、ヘルスリテラシー向上と地域薬局の活用に期待(海外レポート)
2026.05.21 ED治療薬のスイッチと男性の健康問題に現場の薬剤師はどう向き合うか
2025.05.19 EDの管理とセルフケアにおける薬剤師の役割(FIP)
2026年10月15日 16:12 投稿
