エピペン注射液が薬価収載へ

 7日、中医協の総会が開催され、次回薬価収載薬(15成分20品目)の薬価が提示され、了承されています。

第196回 中央社会保険医療協議会総会(2011年9月7日開催)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001mxqf.html

 医薬品の薬価収載について:資料(総-2-1)(PDF:959KB)
    在宅自己注射について:資料(総-2-3)(PDF:69KB)

 今回注目したのは新薬ではなく、蜂毒、食物及び薬物等に起因するアナフィラキシー反応に対する補助治療薬のエピペン注射液0.3mg (0.3mg1筒)とエピペン注射液0.15mg (0.15mg1筒)の薬価収載(9月22日予定)が決まったことです。

 エピペン注射液は、0.3mgが2003年8月に、0.15mgが2005年3月にすでに製造承認され、上記の対応を目的として現場ではすでに使われてきましたが、薬価未収載ということで、患者さんとその家族(子ども食物アレルギー)の負担は1本12,000円程度と少なくなく、アレルギーを考える母の会(http://hahanokai.org/)などが保険適応を求める要望書を提出していました。

 中医協の提示された薬価は0.15mgが8,112円、0.3mgが10,950円で、これまでの2~3割負担に軽減されることとなり、いざというときの準備が進むかもしれません。

 現在、エピペン注射液は登録医療機関に限定し院内処方となっていますが、インスリン同様の在宅自己注射の対象となることも決まったようなので、今後院外処方が行われるケースも出てくるのでしょうか?

 私たちもエピペン注射液の理解を深める必要があるかもしれません。

関連情報:第85回アポネットR研究会報告
      エピペンホームページ http://www.epipen.jp/user/(リンクすみません)

TOPICS
 2011.12.06 保育所におけるアレルギー対応ガイドライン
 2008.04.28 学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン
 2005.04.25 「食物アレルギーによるアナフィラキシー対応マニュアル」が公表(旧サイト)

参考:
公明新聞 2011.9.2
http://www.komei.or.jp/news/detail/20110902_6080


2011年09月07日 20:33 投稿

コメントが3つあります

  1. シッフズジャパン 鈴木幸雄

    特定非営利活動法人 国際生命科学研究機構でも、食品業界の有志が食品アレルギーの調査をしています(食品アレルギー研究部会
    http://www.ilsijapan.org/ILSIJapan/COM/TF/TFsa.html

    食物アレルギーは食品健康影響の中でも難しいジャンルですので、エピペンの小児への適用に注目していました。貴ブログで、厚労省からガイドラインが出たことを知りました。
    有難うございます。

  2. アポネット 小嶋

    エピペンはもともと林業関係者向けの蜂毒の適応で承認され、保険診療になじまないため全額自己負担となっていた経緯があったそうです。

    【自己注射薬「エピペン」】保険適用に‐アナフィラキシーに対応
    (薬事日報 HEADLINE MEWS 9月8日)
     http://www.yakuji.co.jp/entry24235.html

  3. アポネット 小嶋

    >鈴木様

    投稿承認遅れて申し訳ありませんでした。