登録販売者試験で組織的不正出願か

 3月9日の毎日新聞などによれば、受験資格として必要な実務従事時間を水増しした書類を提出していたとして、40人の受験資格を無効としたそうです。

薬販売試験:全柔協組合員らが不正出願 実務経験水増し
(毎日新聞 2011年3月9日)(リンク切れ)
http://mainichi.jp/select/science/news/20110309k0000m040171000c.html

受験資格時間を水増し 医薬品の登録販売業者試験で
(47NEWS 2011年3月9日)
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030901000441.html

 無効となったのは、全国柔整鍼灸(しんきゅう)協同組合(全柔協)の組合員や家族で、配置販売業として実務に当たった時間について、受験資格として必要な実務従事時間を水増しした書類が提出されていたことが発覚したためです。

 記事にあるように改正薬事法の施行後3年間に認められた、「配置販売業者に雇われて従事している人(全柔協では、配置販売業者と業務委託という方法をとった)は登録販売者の資格がなくても1人で販売業務ができ、また、この時間を受験資格の実務経験とみなす」とした経過措置が悪用されたものです。

 鍼灸院や接骨院(柔道整復業)をされる方の中には、漢方薬の販売で総合的な治療が行いたいという思いは少なくなく、受験をした気持ちはわかります。

 また、書店で業界の雑誌を見るとそういったビジネスの展開までもが紹介されていましたが、どうやって登録販売者を確保するのだろうと思っていたりしました。

 まさかこういう抜け道があるとはね。


2011年03月09日 11:21 投稿

コメントが1つあります

  1. アポネット 小嶋

    奈良県がこの事実を公式に認めています。内部告発だったようです。

    登録販売者試験受験資格不備の対応について
    (奈良県2011年3月9日)
    http://www3.pref.nara.jp/hodo/dd.aspx?itemid=36966#itemid36966

    この問題について全柔協は9日夜記者会見を行い、組合側は個人の計算間違いだったとして組合の組織的関与を否定したそうです。

    毎日放送3月9日(動画あり)
    http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE110310014400438956.shtml

    毎日新聞3月9日
    http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110310ddm041040158000c.html

    一方10日の毎日新聞は、全柔協傘下の専門学校の教職員2人が受験資格の実務経験を偽り、東京、埼玉の両都県が実施した今年度の試験を受けていたと伝えています。

    医薬品登録販売者試験:不正出願、新たに2人 全柔協傘下の専門学校教職員
    (毎日新聞 3月10日)
    http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110310ddm041040154000c.html