後発医薬品調剤体制加算は6点、13点、17点(中医協答申)

 12日開催の中医協の総会で、2010年度診療報酬改定について答申が行われました。注目の後発医薬品調剤体制加算は、20%以上が6点、25%以上が13点、30%以上が17点となりました。(調剤関連は、資料(総−1)のp177-189、答申書別紙p398-404)

第169回中央社会保険医療協議会総会(2010年2月12日開催)
 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/s0212-4.html

 この他に、調剤基本料の特例18点は24点に引き上げ、ハイリスク薬に関する加算は4点、医療機関における後発医薬品使用体制加算は30点(入院初日)となりました。

 また、調剤料は15日分以上21日分以下が71点、22日分以上30日以下が81点、31日分以上が89点です。

 一包化薬は、一包化加算に名称が改められ、内服薬の投与日数に応じて、7日分ごとに30点加算(57日分以上は270点の定額)する形に改められました。(財源はここから確保?)

 さらに湯薬の調剤料は、7日分以下の場合は190点、8日分以上28日分までは1日につき10点ずつ加算、29日分以上は400点の定額です。

 一方、在宅患者薬剤管理指導料の算定要件が若干変更となっています。

 処方せんの様式は、処方せん発行医療機関のコードの欄が追加されました。(1回量処方に合わせて、処方欄も見直した方がよかったのに)

関連情報:TOPICS
 2010.02.03 調剤報酬の改定案が示される
 2010.01.29 内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会報告書

2月12日 11:20更新


2010年02月12日 10:31 投稿

コメントが1つあります

  1. アポネット 小嶋

    日薬は12日臨時の記者会見を行い、ステートメントを発表しています。

    平成22年度診療報酬・調剤報酬改定に関する答申について
    (日本薬剤師会 2010年2月12日)
     http://www.nichiyaku.or.jp/contents/kaiken/p100212.html

    >後発医薬品調剤体制加算の評価方法が、後発医薬品の使用数量割合に
    >応じた段階的な評価に切り替えられます。評価方法の見直しに伴い、現場
    >での混乱も若干懸念されますが、我々としてはより一層、後発医薬品の普
    >及・促進に努めていく所存です。

    現場での混乱は若干ですむのでしょうか? 

    薬局間、時期によって(異なる可能性がある)薬の価格が異なることについて、患者さんから質問があったときにどのように説明したらよいかどうかきちんと示して頂きたいですね。