新型FLUワクチンの接種スケジュール、さらに前倒しへ

 厚労省は17日、新型インフルエンザの国産ワクチンの接種スケジュールについて、1歳未満の小児の保護者及び優先接種対象者のうち、身体上の理由により予防接種が受けられない者の保護者等と小学校高学年については12月下旬に、中学生については1月上旬に前倒しにするとした新たな目安を公表しました。

現時点での標準的接種スケジュール(目安)(2009年11月17日現在)
 http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu091117-02.pdf

 栃木県なんかは、ワクチンが確保できないとして幼児・小学生低学年の前倒し接種もしないという状況なのに、こういったスケジュールが出ると、また患者さんから質問されそうでなりません。県によって対応が違うというのもどうかと思います。

 案の上、10mlワクチンの使い勝手の悪さへの不満が現場の医療機関から出ていますね。医師会や自治体などの現場の不満が爆発しないでしょうかね。医師の先生方のご苦労を察します。

 上記資料の下の方に、小さい字で「1月以降は従来10mlで製造予定としていたワクチンを1mlに切り替える予定です。」と書いてあります。現場からの不満に応えたのでしょうか、それとも・・・・・・

参考:小学高学年や中学生前倒し インフル接種、新たな目安
   (47NEWS 11月17日)
 http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111701000695.html
 


2009年11月17日 21:03 投稿

コメントが2つあります

  1. アポネット 小嶋

    厚労省は18日、新型インフルエンザワクチンQ&Aの更新版を公表しています。

    新型インフルエンザワクチンQ&A
    (新型インフルエンザ対策推進本部 11月17日)
    http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/vaccine_qa.pdf

    厚労省は、新型インフルエンザに既に感染した人(2009年の夏以降、A型のインフルエンザと診断された人の大部分は新型インフルエンザウイルスによるもの)に接種の必要性について、免疫が獲得されているため、必要はないとしています。

  2. 話は違いますが・・・・
    ウクライナで強毒性のインフルエンザが流行してるとか・・・・ちょっと気になります。