いびき軽減グッズに根拠なし(公取委)

 鼻に取り付けることにより、いびきを軽減するとして販売されている商品について、公正取引委員会は16日、「商品の包装容器及びインターネット上のウェブサイトにおいて、あたかも、当該商品を鼻に取り付けることにより、いびきを軽減するかのように示す表示を行っているが、この表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものではあると認められない(ピップ2社については資料すら提出されなかった)として、販売を行っていたピップトウキョウ株式会社など3社に対し、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、排除命令を行いました。

いびき軽減等を標ぼうする商品の製造販売業者らに対する排除命令について
(公正取引委員会2009年3月16日)
 http://www.jftc.go.jp/pressrelease/09.march/090316.pdf

公正取引委員会報道発表2009年
 http://www.jftc.go.jp/pressrelease/21index.html

 こういった排除命令は、2月のシャンピニオンエキス(TOPICS 2009.2.3)に次いでとなりますが、公取委ではヒット商品の効果についてきちんと検証を行っているようですね。

 共同通信によれば、ピップフジモトは1997年の販売開始当初から「科学的な根拠がない」と認識していながら、「評判が良かった」ことから販売を続けたとのことです。

 健康食品やこういったグッズについては、販売する側もブームに乗るだけではなく、業者のうたい文句に惑わされないようにする必要がありそうです。

関連情報:TOPICS
   2009.02.03 シャンピニオンエキスの消臭効果に裏付けなし(公取委)

参考:公取委「いびき軽減」は根拠なし ピップなど3社に排除命令
     (47NEWS 3月16日 共同通信配信)
  http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009031601000387.html


2009年03月16日 19:10 投稿

Comments are closed.