論文・報告あれこれ 2025年8月をアップしました
論文・報告あれこれ 2025年7月をアップしました
論文・報告あれこれ 2024年8月をアップしました
論文・報告あれこれ 2024年7月をアップしました

社会的孤立と孤独に地域薬剤師はどう関わるか

日本に限らず、社会的孤立と孤独は地域や世代を問わず公衆衛生上の深刻な問題となっていますが、このレビューでは、医療従事者として対話に臨む際にどうアプローチしたらよいか、そして薬剤師の役割を明らかにしています。

Am J Lifestyle Med. 2025 Aug 1】
From Social Isolation to Connection: A Prescription for Health and Wellness
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12316676/ 続きを読む


国民皆保険制度と高額療養費制度は患者と医師のコスト意識の普及を阻害する

佐賀大学医学部血液内科の専門医らが、イマチニブ(グリベック)が後発品への置き換えが進まない背景について検討したもの

Intern Med. 2025 Aug 7】
Low Generic Drug Penetration for Expensive Oral Molecular Targeted Agents: An Experience with Generic Imatinib in Japan
https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/advpub/0/advpub_5182-24/_pdf/-char/ja
https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/advpub/0/advpub_5182-24/_article/-char/ja

続きを読む


薬剤師よりもGPのアドバイスを求める英国の若者とその背景

Pharmacy First が進められている英国ですが、業態団体のPAGBの調査によれば、薬剤師にセルフケアのアドバイスを求める患者が大幅に減少したことが明らかになったそうです

【PAGB 2025.07.24】
PAGB launch new 2025 Self-Care Census Report
https://pagb.co.uk/news/pagb-launch-new-2025-self-care-census-report/

続きを読む


学校保健に関する課題に教育現場が学校薬剤師に期待するものは?

学校教育現場が必要としている学校保健に関する課題のうち,学校薬剤師に参画して欲しい事項について調査

【YAKUGAKU ZASSHI 145(8) p723-732,2025】
公立学校における学校保健課題の調査—学校薬剤師が学校保健に参画するための健康課題の抽出—
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/145/8/145_25-00007/_html/-char/ja

続きを読む


ヒゲナミン類似構造のコクラウリンによるドーピングリスク

植物由来の非選択的β2アゴニストであることから、WADAの禁止リストとなっているヒゲナミンですが、類似の構造となっているコクラウリン(Coclaurine)についても、意図しないドーピングリスクを軽減するための規制上の検討の必要性があるとした論文が出されています

続きを読む


OTC類似薬を保険適用を外すことに改めて反対の見解(日医)

日本医師会の江澤和彦常任理事が、6日の定例会見で、患者の経済的負担増などの懸念から「保険適用を外すことには断固反対」と日医としての見解を改めて示しています。

OTCは全て患者(生活者)の判断だけで使用されるものではないはずなのに、医療用医薬品とOTCをニ極化させ、薬剤師の存在意義をも無視した点で看過できるものではありません。

続きを読む


2035年に向けてのロードマップ(Pharmacy Guild of Australia)

豪業界団体 Pharmacy Guild of Australia は、“Towards 2035”と題する、地域薬局を通じてより健康的なコミュニティを築くための10年間のロードマップを発表しています

【Pharmacy Guild of Australia 2025.08.05】
Guild plan puts community pharmacy at the forefront of primary healthcare
https://www.guild.org.au/news-events/news/2025/guild-plan-puts-community-pharmacy-at-the-forefront-of-primary-healthcare

Towards 2035~Creating Healthier Communities
https://www.guild.org.au/towards-2035

続きを読む


連携薬局は現場や患者さんにとって本当にニーズがあるものなのか?(2024厚生労働科学研究)

前回の薬機法改正で鳴り物入りで制度化された、地域連携薬局・専門医療連携薬局ですが、制度化の意義に疑問を投げかける調査結果が明らかになっています。

【2024厚生労働科学研究】
地域連携薬局・専門医療機関連携薬局が地域で果たすべき機能に関する調査研究
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/177586

続きを読む


ヘルスリテラシーがない人はOTCを買ってはいけない?(都医会長)

東京都医師会の尾﨑会長は8日の定例会見で、OTC類似薬の保険適用の見直しが議論されている中、ご自身のセルフケア、セルフメディケーションの考え方を明らかにしています

【2025.07.08 東京都医師会定例記者会見】
記者会見資料
https://www.tokyo.med.or.jp/wp-content/uploads/press_conference/application/pdf/20250708-1.pdf
続きを読む


国営医療サービス(NHS)に関する10カ年計画における地域薬局の役割(英国)

診察や治療を受けるまでの待ち時間の長さなどが課題になっていた、NHS(国営医療サービス)について、英国政府は7月3日、NHSに関する10カ年計画を公表しています。

【英国政府・保健省 2025.07.03】
Policy paper
10 Year Health Plan for England: fit for the future
https://www.gov.uk/government/publications/10-year-health-plan-for-england-fit-for-the-future

続きを読む