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COVID-19ワクチンの有料化が医療職の接種率にどのような影響を与えたか

2024年10月、COVID-19ワクチンの有料化が行われましたが、この研究はワクチンの有料化が医療職の接種率にどのような影響を与えたかが検討されています。

J Infect Chemother. 2025 Oct 15】
A Web Questionnaire-Based Study of Institutional Support and COVID-19 Vaccination Uptake in Healthcare Personnel in Japan
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1341321X25002284

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緊急避妊薬が薬局で無料入手が可能に(英イングランド)

NHS Englandは29日、イングランド全土の街中薬局で、女性は国民保健サービス(NHS)を通じて緊急避妊薬を無料で入手できるようになったと発表しています。

【NHS England 2025.10.29】
Free ‘morning after pill’ for women at high street pharmacies thanks to NHS expansion
https://england.nhs.uk/2025/10/free-morning-after-pill-women-high-street-pharmacies-nhs-expansion/

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自律的な薬剤師処方モデルによりアクセスとケアを改善する(豪州)

豪州の薬局・薬剤師関連の3団体の、Pharmaceutical Society of Australia、the Pharmacy Guild of Australia(PSA)、AdPha (Advanced Pharmacy Australia)は29日、共同で薬剤師が業務範囲内で自律的に医薬品を処方できる枠組みを提案しています。

【Pharmaceutical Society of Australia他 2025.10.29】
Patients to get Improved Access and Care from Autonomous Pharmacist Prescribing Model
https://www.psa.org.au/patients-to-get-improved-access-and-care-from-autonomous-pharmacist-prescribing-model/

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緊急避妊薬の販売にあたっては連携構築に係る文書を取り交わすことが必要

要指導医薬品として、先日承認された緊急避妊薬ですが、販売にあたってはe-ラーニング研修を行ったうえで、近隣の産婦人科医等との連携体制についての申告が必要となっています。これに関する通知が28日に発出されています

【厚労省 2025.10.28】
緊急避妊薬を販売する薬局・店舗販売業の店舗における近隣の産婦人科医等との連携体制の構築について
https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001587267.pdf

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緊急避妊薬ノルレボのスイッチOTC医薬品の製造販売承認取得

10月20日の官報で要指導医薬品および特定要指導医薬品への指定が告示されています

【官報】
令和7年10月20日(号外第233号)(90日間アクセス可能)
https://www.kanpo.go.jp/20251020/20251020g00233/20251020g002330000f.html

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どのようにすればオセルタミビルのスイッチが可能か?

オセルタミビルをOTC医薬品として再分類することの潜在的な利点とリスクを検証

J Infect Dis. 2025 Oct 17】
Improving Access to Influenza Testing and Treatment: Is It Time for Over-the-counter Oseltamivir?
https://academic.oup.com/jid/article/232/Supplement_3/S327/8287900

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日本におけるX(Twitter)を通じた処方薬の違法取引の現状は?

「おくすりもぐもぐ」という検索ワードを用いてX上で取引される医薬品の特徴を特定し、取引される医薬品の種類やハッシュタグの利用状況など、Xの投稿に関連する個人の行動を分析することを目的に行われた研究です。(2024.06.02に投稿したものを再構成しました)

JMIR Form Res. 2024 May 28】
Illicit Trade of Prescription Medications Through X (Formerly Twitter) in Japan: Cross-Sectional Study
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11167319/

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自治体の医療介護突合データを用いた訪問薬剤管理についての検討(厚生労働科学研究)

茨城県つくば市の国保・後期高齢者医療制度の医療・介護保険レセプトデータを用いて、て在宅における訪問薬剤管理指導等を受けている患者の人数、特徴、薬局の実態およびこれらの経時的推移を記述することを目的に行われた研究です。(2024.06.05に投稿したものを記事化しました)

【2023厚生労働科学研究】
地域の実情に応じた在宅医療提供体制構築のための研究
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/170610

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医療DX推進には箱出し調剤や薬剤師の裁量拡大が必要(厚生労働科学研究)

医療DXの推進としての電子処方箋システムの導入については、今年の9月の時点で電子処方箋運用開始済となっているのは薬局で85.5%に対し、診療所で22.1%、病院で15.3%、歯科診療所で6.1%に留まっているのが現状です。

電子処方箋等検討ワーキンググループの資料を見ると、様々な機能の追加の検討が行われ、その有用性を基に普及を図っていることが伺えます。

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2025FIP年会から(メモ)

今年8-9月にコペンハーゲンで行われたFIPの年会ですが、内容について報じたものをほとんど見かけませんしたが、こちらをチェックしていたら、コミュニティ薬局部門での受賞者の紹介がありました

CPS AWARDS DURING THE WORLD CONGRESS IN COPENHAGEN
(CPS Bulletin 2025.10.08)
https://cpsfip.blogspot.com/2025/10/cps-awards-during-world-congress-in.html

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