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薬局薬剤師・保険薬局の価値向上に向けた提言(日本総研)

日本総研調査部や有識者(アカデミア、薬局薬剤師、医師等)で構成する「薬局価値向上研究会」は29日、薬局薬剤師・保険薬局の価値向上に向けた提言を公表しています。

【日本総研 2025.08.29】
薬局薬剤師・保険薬局の価値向上に向けた提言 -インフレ環境下での持続可能な薬局経営と在宅医療強化に向けて
https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/column/opinion/pdf/20250829_kawafune.pdf
https://www.jri.co.jp/column/opinion/detail/16067/

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緊急避妊薬ついに市販化へ、それまでに準備しておくことは?(Update)

29日、薬事審議会の要指導・一般用医薬品部会が開催され、市販薬としてのノルレボ(レボノルゲストレル)の製造承認と今年の薬機法改正で規定された「要指導医薬品」への指定が了承されたそうです。

部会は非公開で行われ、通常は正式な審査報告書等の資料は正式な承認がされるまで、公開にはなりませんが、審査報告書のポイントなどが今回公表されています。(異例です)
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対人業務の質向上に向け、薬局版QIづくりが始動(2024厚生労働科学研究)

薬局版QIというのをご存じでしょうか?

かく言う私も十分理解していないので調べまくったところ、カケハシさんの情報サイトがわかりやすく解説していました。

5分でつかむ!クオリティ・インディケーター(QI) 薬局の質を見える化し、業務の改善に役立てる新指標
(Musubi 2024.08.21)
https://musubi.kakehashi.life/blog/quality-indicator

端的に言うと、 続きを読む


「薬剤師の専門能力の発揮機会」と「職務満足」を日英で比較したら

少し前の論文ですが、たまたま目に留まったので紹介します。

この論文は専門能力の発揮機会(ODE)と職務満足の関係性を明らかにし、日本と英国の医療政策に関する潜在的な影響(インプリケーション)を提示したものです。

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処方箋要件に関する専門委員会(独 2025.07.15)

独当局のBfArMは7月15日、処方箋要件に関する専門委員会を開催し、アシクロビルバッカル錠50mg、メラトニン3mg錠の処方箋不要化の申請を全会一致で承認した一方、ルパタジンについては申請を全会一致で却下しています。

8月19日にプレゼンスライドとともに、議事録がアップされていたので紹介します。

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薬剤師によるワクチン接種の最近の世界的動向と今後の展望(FIP)

薬剤師主導のワクチン接種に関する国際的な取り組み状況などを記したレポートがこのほど公表されています。

【FIP 2025.08.22】
Global lessons in pharmacist-led vaccination highlighted in new FIP insight report
https://www.fip.org/news?news=newsitem&newsitem=655

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個人宅向け在宅対応に1回平均98分、フィーが見合うか?(国内調査)

日本総合研究所の持続可能で質の高い医療提供体制構築に向けた研究チームが日本保険薬局協会の支援を受け、薬局薬剤師が個人宅向け在宅業務に要する業務負荷(時間的負荷と精神的負荷)についての調査結果をまとめ、18日に公表しています。

【日本総研 2025.08.18】
薬剤師の個人宅向け在宅業務実態に関する大規模調査
https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/column/opinion/pdf/20250818_kawafune.pdf
https://www.jri.co.jp/column/opinion/detail/16039/

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Liste B+ 医薬品は日本でいうところの零売?(スイス)

スイスでは、2018年までは次の5つのカテゴリーで医薬品が区分されていました。

  • Liste A: 医師または獣医師の処方箋に基づく処方箋医薬品(1回限り)
  • Liste B: 医師または獣医師の処方箋に基づく処方箋医薬品
  • Liste C: 医療専門家による専門的な助言の対応が必要な医薬品
  • Liste D: 専門的な助言の対応が必要な医薬品
  • Liste E: 専門的な助言の対応を必要としない医薬品

2019年1月、制度の見直しがされ区分Cが廃止に。

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処方薬や市販薬の乱用又は依存症に対する新たな治療方法及び支援方法・支援体制構築のための研究 (2024厚生労働科学研究)

5つの研究分担課題を設定し、市販薬・処方薬が引き起こす健康問題の実態を多面的に明らかにするとともに、治療および支援の介入のあり方を検討

【2024厚生労働科学研究】
処方薬や市販薬の乱用又は依存症に対する新たな治療方法及び支援方法・支援体制構築のための研究
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/176298

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咽頭炎や女性の膀胱炎に薬剤師による抗生剤処方が可能に(仏)

2024年6月18日からフランスでは、薬剤師がA群溶連菌による咽頭炎や女性の単純な急性膀胱炎(尿路感染症)に対して抗生剤を処方することが正式に許可されています。(2024.06.18にXに投稿したものを追記・再構成しました)

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