Monthly Archives: 4月 2011

ドパミン作用薬を服用中の患者さんへ(仏・リーフレット)

 パーキンソン病やレストレスレッグス症候群に広く使われているドパミン作用薬ですが、フランス当局のAfssaps は、4月11日の世界パーキンソンデー(World Parkinson’s Day)に合わせて、ドパミン作用薬を服用している患者さん向けのリーフレットを作成しています。

Médicaments «dopaminergiques» – Mise à disposition d’un dépliant d’information destiné aux patients et à leur entourage – Communiqué
(Afssaps 2011.4.11)

Dépliant : Médicaments dopaminergiques : mieux connaître certains effets indésirables pour en parler plus facilement
(Afsspas 2011.4.11 PDF:913KB)(テキストGoogle翻訳→リンク 続きを読む


スイッチ成分として不適切だとするその理由は?

 日本薬学会は、2008年3月、2009年3月、2010年3月の3回にわたり、「医療用医薬品の有効成分の一般用医薬品への転用に係る候補成分検討報告書」を提出し、さまざまな成分を将来のスイッチの候補として挙げていますが、その後に医学会等から提出された意見によって、ことごとくスイッチは不適切だとして、スイッチの対象から外されてしまったことについて、本サイトではたびたび紹介してきました。 続きを読む


アセトアミノフェン製剤の添付文書改訂

 順次、各施設にDMにて「使用上の注意改訂のお知らせ」が届いているかと思いますが、3月22日の厚生労働省医薬食品局安全対策課の事務連絡等により、アセトアミノフェン製剤の安全対策(TOPICS 2011.01.21)に沿った添付文書の改訂が行われています。 続きを読む


たばこの包装にロゴはいらない(豪州)

 豪州の保健・高齢化省(Department of  Health and Ageing)は7日、ブランド名のロゴやイメージカラーなどを認めない、健康リスクの警告画像(Graphic Health Warnings)のパッケージ面に占める部分を広げるなどのたばこパッケージに関する規制法案を提出しています。 続きを読む


規制・制度改革、医薬品のネット販売等は今回見送りに

 8日の閣議で、行政刷新会議の「規制・制度改革に関する分科会」が取りまとめた規制・制度改革の方針が閣議決定されています。医療や介護に関するライフイノベーション分野は19項目で、規制仕分け(TOPICS 2011.03.02)で取り上げられた「一般用医薬品のインターネット等販売規制」や「医薬品及び医療機器の審査手続」、また「調剤基本料の一元化」などの項目は、震災などの影響もあり調整がつかず、今回の閣議決定には盛り込まれなかったとのことです。 続きを読む


使用者向医薬品ガイドでのロキソニンSの説明は義務なのか?

使用者向け医薬品ガイド

  ブランドイメージが浸透しつつあるロキソニンSですが、卸から注文すると右の「使用者向医薬品ガイド」などが送られてきます。

 過去の記事でも紹介しましたが、第一三共ヘルスケアではこのガイド位置づけについて、「ロキソニンSは適正使用の徹底のために販売時からお客様に「使用者向医薬品ガイド」を使って説明し、お渡ししていただくことが義務付けられています。「使用者向医薬品ガイド」は第1類医薬品の説明文書に替わるものです」としていますが、いったいどのような経緯で義務となったのでしょうか? 続きを読む


2011年世界保健デー(WHO)

 こういった時期に具体的な取り組みをと呼びかけてもとても無理でしょうが、昨日4月7日のWHOの世界保健デーでは薬剤耐性菌の問題が取り上げられています。 続きを読む


薬と社会をつなぐキーワード事典(書籍紹介)

 さまざまな分野で、分野ごとの学問や領域について理解する上で必要なキーワードについての解説が加えられた「キーワード事典」が出版されていますが、このほど薬と社会のつながりを考えるうえでカギとなるキーワードについて、事柄の解説や考え方をまとめた書籍が出版されました。

 この書籍については、私もいくつかのキーワードについて分担執筆させて頂きました。(随分、他の執筆者から添削や注文がありましたが) 

 こんな時期なので紹介するのはどうかと思いましたが、オンラインのサイトでも少しづつ販売が始まりましたのでちょっと紹介します。 続きを読む


被災地への継続的な薬剤師の派遣とお薬手帳の配布が必要

 厚労省は5日、医薬食品局長名で、改めて被災地への薬剤師の派遣と避難所等の服薬管理のため、お薬手帳の確保と配布を依頼しています。 続きを読む


災害時におけるOTC医薬品の役割

 被災地の薬剤師会がなどの掲示板での書き込み、また同級の友人から支援で被災地に入った話を直接聞くと、被災地の現状の厳しさをひしひしと感じます。「薬剤師の役割は何か」と現場に行かずして、机上で伝えることがはたしてよいものかと思い、やはり本サイトの情報の更新を躊躇しがちです。 続きを読む