Monthly Archives: 4月 2011

ピオグリタゾンの膀胱がんリスクへの懸念(フランス)

 米FDAでは現時点では安全性に問題はないとされている(TOPICS 2010.09.18)、ピオグリタゾン(アクトス)の膀胱がんの発症リスクですが、フランスでは安全性への懸念が広がっているようです。英語のソースも少なく、記事にするのを躊躇していましたが、ここにきて英語の記事も出てきたので少し紹介したいと思います。 続きを読む


厚労省、スイッチ候補10成分を公表

 厚労省は28日、スイッチOTC化を推進する医療用医薬品の候補として日本薬学会が選定した10成分を公表しました。 続きを読む


水薬用CR 容器の普及と積極的利用促進などを提言(東京都)

  昨年の10月27日から始まっている、子供に対する医薬品容器の安全対策について検討が行われている東京都商品等安全対策協議会(TOPICS 2010.11.04)ですが、震災の影響で延期となっていた第5回の協議会が27日行われ、CR(チャイルドレジスタンス)容器の導入モデル調査の実施などを盛り込んだ提言(報告書)が提出されています。 続きを読む


生薬成分・生薬製剤のリスク区分が変更へ

 22日、薬事・食品衛生審議会の安全対策調査会が開催され、WG(ワーキンググループ)がまとめた一般用生薬成分のリスク区分見直し案の審議が行われ、原案通り了承したそうです。 続きを読む


2010.11.24 一般用医薬品部会議事録

 27日、OTCエパデールの承認の可否についての審議が行われた昨年11月24日開催の一般用医薬品部会の議事録がようやく公表されました。一部報道(TOPICS 2010.11.25)のとおり、医師の委員が承認に強硬に反対しています。 続きを読む


薬局が貧困ビジネスか(大阪市)

 大阪市は26日、通院が困難でない者に対して、薬局が在宅患者薬剤管理指導料の算定を行っていたとして、当該薬局に対し「戒告」を行うとともに、経済的措置として、在宅患者訪問薬剤管理指導料の208万江円の返還を求めると発表しました。 続きを読む


医薬品個人輸入の危険性

 26日の各紙が報道しているのですでにご存じと思いますが、奈良県は県内の40代の男性が昨年6月、偽造(模造)されたシアリス錠を服用後数時間後にケイレン、意識低下の症状を訴え、奈良県立医科大学附属病院に搬送された事例があったと発表しています。 続きを読む


論文・報告あれこれ 2011年4月

 WEB上には、実にさまざまなくすりや薬剤師関連の論文やその紹介記事があふれています。

 WEBニュースやNeLMなどを見ていると、本サイトでも紹介したいものも少なくないのですが、アブストラクトだけのものとかで内容がよくわからないものもあり、記事としてまとめにくいものが少なくありません。 続きを読む


高齢高血圧症患者の(暫定的)治療指針(米国)

 25日、米国心臓協会(AHA: American Heart Association)と米国心臓病学会(ACC:American College of Cardiology)は合同で expert consensus document(つまりガイドラインではない) という形で高齢者向けの高血圧の初の治療指針を発表しています。 続きを読む


新世代ピル「ドロスピレノン」と静脈血栓塞栓症リスク

  この分野については、ちょっと弱いので紹介しきれない部分がありますが、第4世代のプロゲステロンとして日本でも昨年発売されたドロスピレノン配合の新世代ピル(Yasmin、Yaz)について、従来のプロゲステロンと比べ、静脈血栓塞栓症(VTE:venous thromboembolic)リスクが高いとする論文がBMJ 誌のオンライン版に掲載され話題になっています。 続きを読む