海外公的機関 医薬品安全性情報Vol.9 No.20

  国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は9月29日、医薬品安全性情報(海外公的機関 医薬品安全性情報)Vol.9 No.20を公表しています。 

 処方箋薬の鎮痛薬の誤用、乱用、依存症へ米FDAのCDER(Center for Drug Evaluation and Research:医薬品評価研究センター)の対策、Asenapine maleate(Saphris:非定型抗精神病薬)による重篤なアレルギー反応、ゾレドロン酸(ゾメタ)と腎障害、ダサチニブ(スプリセル)と肺動脈高血圧症、(PAH)の報告、抗精神病薬の胎内曝露による新生児への影響、豪州TGAの「妊婦への医薬品の処方」(Prescribing medicines in pregnancy)データベースの紹介などの情報が掲載されています。

 全文はこちら(PDF)です。

 このうちの「妊婦への医薬品の処方」ですが、以前冊子版として結構広く知られていたPrescribing medicines in pregnancyをデータベース化したものです。

Prescribing medicines in pregnancy database
(TGA 2011.05.04)
http://www.tga.gov.au/hp/medicines-pregnancy.htm

 さまざまな検索方法が可能なので便利なのですが、まとめてみることができる冊子版のファイルが見当たらなくなってしまったので、ちょっと困っています。

関連情報:胎児危険度分類 (医薬品)→リンク
       (Wikipedia)


2011年10月05日 12:04 投稿

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