全国の薬局・薬剤師とつながる暮らし「おくすり予約」(東邦HD)

 東邦HDは、薬事法の経過措置終了を踏まえ、ITを活用した新しいビジネスを開始しています。

 ポータルサイト「e健康ショップ」開設のお知らせ.
 (東邦ホールディングス株式会社2011年1月27日)
  http://www.tohohd.co.jp/news/110127.html

 現在、一般用医薬品のネット販売は第一類、第二類については原則禁止となっていて、今年5月末の経過措置終了後は僻地や過疎地についてもネット販売が禁止されることになっています。

 そこで同社では、子会社を通じて「e健康ショップ」(http://www.ekenkoshop.jp/)というサイトを立ち上げ、化粧品や生活雑貨などの直接通販を開始する一方、医薬品については「おくすり予約」というページを立ちあげ、第一類、第二類、第三類の一般用医薬品をサイト上で購入予約、購入希望者は指定した薬局で受け取ることができるというビジネスモデルをつくりました。(同じ「e健康ショップ」と名乗るサイトがあるんだけど大丈夫なのかなあ)

 全国の薬局・薬剤師とつながる暮らし「おくすり予約」(e健康ショップ)
  http://www.ekenkoshop.jp/pc/00000021/

  「おくすり予約」ってどんなサービス?
  http://www.ekenkoshop.jp/pc/staticContentsShop.do?___SHOP_NO=00000021&f=okusuri

 日本経済新聞によれば、まず数十店で開始し、3月中に1万店で販売する体制を整え、将来は同社と取引のある4万店に広げたいとしていますが、加盟については薬剤師が常駐する薬局であればどこでも可能で、東邦HD各社との取引の有無は問わないそうです。

 商品リストには、ニコレットやベンザなどの武田製品と、リアップ・パブロンの大正製薬など一部の直販メーカーを除き多くのアイテムが掲載されていますが、おそらく掲載品については同社が責任を持って商品を供給するのでしょう。また、薬局も在庫を持たなくてもよいというメリットもありそうです。 

 薬局向けには、加盟の条件などこれから詳細な内容が明らかになると思いますが、参加する薬局が増えれば、ケンコーコムや楽天のビジネスに対抗するものとなる可能性もあります。

参考:日本経済新聞1月27日


2011年01月27日 14:48 投稿

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