PMDAが医薬品の適正使用に関する情報の掲載を開始

 7月13日、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)ウェブサイトの医薬品関連情報に、医薬品の適正使用等に関するお知らせを掲載した「医薬品に関するお知らせ」というカテゴリーが新たにできました。

医薬品に関するお知らせ
  http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/oshirase_index.html

 さらにこのカテゴリーの中に「関係学会等からの医薬品に関する適正使用のお知らせ」というページができ、第一弾として、日本糖尿病学会によるランタスの情報が掲載されました。

ヨーロッパ糖尿病学会の学会誌(Diabetologia)に掲載された、インスリングラルギン(商品名:ランタス)と発がんに関する4つの論文について(日本糖尿病学会)
 http://www.info.pmda.go.jp/gakkaitou/file/insgra.pdf

 学会の見解をまとめて示すことは大いに有意義ですが、国内外の規制機関による見解なども掲載していくのか注目したいと思います。

関連情報:TOPICS
 2009.07.01 ランタスと発がんリスク


2009年07月13日 16:23 投稿

コメントが1つあります

  1. アポネット 小嶋

    14日、6月19日のTOPICS で紹介した、日本うつ病学会 抗うつ薬の適正使用に関する委員会による「抗うつ薬の適切な使い方について―うつ病患者様およびご家族へのメッセージ―」[リンク→PDF]と、2007年9月14日に同学会の理事会見解として発表された「抗うつ薬と自殺について」[リンク→PDF]が掲載されました。

    2年前の関係学会の見解までの掲載するのはちょっと驚きです。内容に異論はありませんが、本記事にも書いたように、海外規制機関の動きや日本の規制機関としての見解を示さずに、学会の見解のみを掲載することは、情報の発信としてバランスに欠くのではないでしょうか?