ニュージランド政府も2歳未満の風邪薬の使用禁止を勧告

 ニュージーランド保健省(New Zealand Ministry of health)は18日、「2歳未満の小児に風邪薬や咳止めを与えてはいけない」とする警告を発表しました。

 Children Under Two should not be given Cough and Cold Medicines
  (New Zealand Ministry of health media release 2007.1.18)

 ニュージーランドでは、Medsafe と Medicines Adverse Reactions Committee (MARC)が独自に米国の2歳以下の死亡例や重大な副作用事例などを検討、ニュージーランド国内では米国のような副作用事例はなかったものの、過量服用による相談事例が少なくなく、また子どもの風邪や咳の症状を軽減するエビデンスはないとして、いかなる状況においても2歳未満のこどもに風邪薬は使われるべきではないとしています。

 一方、隣国豪州の反応はどうかというと、一部から米国同様の規制が必要との声を伝える一方で、多くの風邪薬や咳止め薬は、薬剤師を通じて販売されている(=十分規制されている?)とする当局関係者の声を伝えています。

 参考:Cough syrup too dangerous for toddlers-expert
     (heraldsun.com.au 2007.1.18)
 http://www.news.com.au/heraldsun/story/0,21985,23072067-29277,00.html   

1月18日 21:50掲載


2008年01月18日 21:50 投稿

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