Category Archives: くすり

医薬品・くすりに関する情報です

医薬品のネット販売制限は消費者の利便を損なうか?

 とても気になる動きです。先月まとめられた「医薬品の販売等に係る体制及び環境整備に関する検討会」の報告書では、医薬品のネット販売について「販売時の情報提供を行うことが努力義務になっている第ニ類医薬品については、販売時の情報提供の方法について対面の原則が担保できない限り、販売することを認めることは適当ではない」と記載され、第三類医薬品のみに限定されました(関連記事:TOPICS 2008.7.5)が、これに対し、ネット販売業界などから第ニ類の販売継続を目指しての反論が開始されています。 続きを読む


クラミジア対策にアジスロマイシンがスイッチ(英国)

 MHRA(英国医薬品庁)は5日、昨年から行われているアジスロマイシンのスイッチに関する Public consultation(関連記事:TOPICS 2007.6.30)結果を発表するとともに、今年末にもアジスロマイシンをPOM(処方せん医薬品)からP(薬局用薬)に医薬品分類を変更すると発表しました。 続きを読む


最近の国内外の副作用等の報告状況

 7月24日、薬事・食品衛生審議会の平成20年度第1回医薬品等安全対策部会が開催され、昨年4月から今年3月までに厚労省に報告のあった医薬品の副作用報告についての集計結果が公表されています。 続きを読む


EMEA、モキシフロキサシンの使用制限を勧告

 欧州医薬品審査庁(http://www.emea.europa.eu/)(EMEA:European Medicines Agency)のヒト医薬品委員会(CHMP:Committee for Human Medicinal Products)は24日、肝毒性について再検討を行ってきたモキシフロキサシンの経口剤(アベロックス)について、リスクがベネフィットを上回るとしながらも安全性の懸念があるとして、 下記のような使用制限を勧告しました。 続きを読む


海外公的機関 医薬品安全性情報Vol.6 No.15

 国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部(http://www.nihs.go.jp/dig/jindex.html)は、7月28日、医薬品安全性情報(海外公的機関 医薬品安全性情報)Vol.6 No.14を公表しました。 続きを読む


政府・与党が医薬品庁設置に動き出す

 すでに、各種メディアやブログ等でさまざまな形で伝えられていますが、毎日新聞は27日、政府・与党が薬の審査・承認、薬害患者の被害救済などを受け持つ「医薬品庁」(仮称)の設置に向けた検討に入ったと伝えています。 続きを読む


高校総体で来年にもドーピング検査が導入へ

 共同通信は24日、来年の全国高校総体(近畿2府4県で開催)から、一部の競技でドーピング検査が導入されると伝えています。導入が検討されているのは卓球で、今夏、埼玉県で行われる高校総体後に正式に決定されるようです。 続きを読む


気道感染症における抗生剤の適正使用を求める(英国)

 英国NICEは23日、気道感染症(respiratory tract infections)における抗生剤の適正使用を求めた診療ガイドラインを発表しています。  続きを読む


がん手帳(豊中市)

 共同通信によれば、大阪府の市立豊中病院、豊中市医師会、豊中市で構成される「地域緩和医療ネットワーク協議会」は、このほど病状や治療状況をがん患者自ら記入する「がん手帳」を作成し、近く配布及び運用が開始と報じています。  続きを読む


トピラマートと先天性奇形リスク

 日本でも最近承認された、トピラマート(Topamax、日本名:トピナ)についての催奇形性についての論文がNEUROLOGY 誌に発表されています。 続きを読む