Category Archives: OTC・一般用医薬品

一般用医薬品や医薬品販売制度に関する情報を紹介します。

小児用OTC風邪薬、添付文書の変更に踏み込まず

 各国で、子どもへの使用制限が打ち出されている小児用OTC風邪薬・咳止め薬の問題ですが、厚労省の医薬食品局安全対策課は2日、日本製薬団体連合会と日薬に対し、下記のような事務連絡を行っていることが明らかになりました。 続きを読む


アセトアミノフェンの使用と喘息リスクは関連か(カナダ研究)

 TOPICS 2008.09.20 で、アセトアミノフェンが喘息のリスクを増すかもしれないとしたLancet 誌の論文を紹介しましたが、今度は Chest 誌 に、アセトアミノフェンの使用と喘息のリスクについて調べた、カナダの研究グループによるシステマティックレビューが掲載されています。 続きを読む


こんな進め方ではスイッチOTCが増えることはない

 4日、8月27日に日本薬学会が選定した18成分(TOPICS 2009.4.28)をスイッチOTC化の候補とするかどうかの審議を行った厚労省の薬事・食品衛生審議会一般用医薬品部会の議事録が公開されています。 続きを読む


ケンコーコムにOTCの国際ビジネスを行う資格なし

 かなり周到に準備されていた、ケンコーコムの個人輸入ビジネスですが、一点だけ国際的に問題がある点を指摘したいと思います。それは薬物問題への意識の薄さです。 続きを読む


第1・2類は、個人輸入でどうぞ(ケンコーコム)

 ケンコーコム株式会社(http://www.kenko.com/)は26日、日本国内および海外在留邦人向けに健康関連商品を販売するECサイト「Kenko.com Singapore」の運営を行う新会社『Kenko. com Singapore Pte. Ltd.』を設立した発表しました。 続きを読む


生活者からの副作用自発報告システムは日本でも必要(国内研究)

 TOPICS 2009.01.10 で、副作用情報収集のためには、患者さんによる直接報告も有用との記事を紹介しましたが、日本でも薬学研究者がOTCを対象に生活者からの副作用自発報報告システムができないかの模索を始めています。 続きを読む


医薬品のネット販売規制訴訟、年内に結審へ

 インフルエンザの影に隠れてすっかり報道されなくなった一般用医薬品の通信販売をめぐる問題ですが、今年5月にケンコーコムとウェルネットの2社が、医薬品のネット販売を行う権利の確認および省令の無効確認または取り消しを求めた行政訴訟(TOPICS 2009.5.25)の審理がすすみ、WEBニュースによれば、12月24日には結審することになったそうです。  続きを読む


OTC子ども用風邪薬、薬剤師の管理下での販売が必要(豪州)

 豪州の公的医薬品規制機関のTGAは22日、OTC子ども向け風邪薬・咳止め薬について、6歳未満は処方せん医薬品、12歳未満の用法がある製品については要薬剤師薬に分類を変更するなどの方針をまとめ、12月18日までのパブリックコメントを開始すると発表しました。 続きを読む


ワクチン接種後の発熱対策は逆効果(海外研究)

 一部のワクチンでは、接種後に発熱反応があることが知られていますが、この対応として米国などではアセトアミノフェンの予防投与が行われています。ところがこの予防投与が、ワクチンの免疫効果を減弱させるかもしれないとした研究結果が、Lancet 誌で発表されています 続きを読む


6歳未満に風邪薬・咳止め薬は与えられるべきではない(NZ)

 ニュージランド(NZ)の医薬品規制機関のMedsafe(New Zealand Medicines and Medical Devices Safety Authority)は7日、風邪薬や咳止め薬成分(経口剤)について、6歳未満にはエビデンスが十分ではないなどとして、ブロムヘキシンを除いて使用しないよう勧告しました。 続きを読む