Category Archives: 病院薬剤師

病院薬剤師の取組みを紹介します。

薬剤師は、多職種との協働を模索すべきである

 6日、7日に東京で行われた日本社会薬学会第27年会(http://syayaku27.com/program.html)の続報です。今度は開局薬剤師に関するものです。 続きを読む


処方権の獲得より、薬剤師の職能を全うすることが重要

 6日、7日に東京で行われた日本社会薬学会第27年会(http://syayaku27.com/program.html)の続報です。今度は病院薬剤師に関するものです。 続きを読む


薬剤師は、「薬剤師ならではの活動」に邁進すべきである

 6日、7日に東京で行われた日本社会薬学会第27年会(http://syayaku27.com/program.html)に参加してきました。シンポジウムを中心にいくつか話題を紹介します。

 まず薬剤師で弁護士の三輪亮寿先生の「薬剤師が法的にできる業務と役割」という講演です。 続きを読む


「安心と希望の医療確保ビジョン」と薬剤師

 2006年度の医療制度改革以後、 医師不足や救急医療に対する不安など、医療に関する様々な問題が指摘されていることは皆さんもご存知だと思いますが、厚労省では今年6月、医療制度改革を進め、地域医療や必要な医師の確保など、将来をしっかりと見据えた長期的な施策「安心と希望の医療確保ビジョン」をまとめて、公表しています。 続きを読む


サリドマイド製剤安全管理基準書案が示される

 厚労省は13日、薬事・食品衛生審議会で近く承認の可否の審議が予定されているサリドマイド製剤「サレドカプセル」の安全使用についてまとめた、「サリドマイド製剤安全管理基準書(案)」を公表し、パブリック・コメントを開始しています。 続きを読む


行動計画2015(米国医療薬剤師会)

 米国医療薬剤師会(ASHP:American Society of Health-System Pharmacists、病院薬剤師会に相当)は1日、病院及びヘルスシステムにおける薬剤師の業務を推進する手段としてすすめられている、“Health-System Pharmacy 2015 Initiative”(以下「行動計画2015」)の実施状況と到達目標の一部修正を発表しました。

(2012.07.28追記)
2012年からは、The Pharmacy Practice Model Initiative(PPMI)に移行したとのことです。(記事中リンク切れが出ています)

2015 Initiative Yields to PPMI
(Ashp 2012.02.01)
http://www.ashp.org/menu/News/PharmacyNews/NewsArticle.aspx?id=3662

2015 Initiative
http://www.ashp.org/menu/PracticePolicy/Initiatives/2015Initiative.aspx

Progress Made on 2015 Initiative(ASHP Press Release 2008.6.1)
http://www.ashp.org/s_ashp/article_press.asp?CID=168&DID=2037&id=25801

 この行動計画は2003年9月からスタートし、6つのゴールと31の到達目標が掲げられていますが、今回5つの到達目標を削除し、新たに5つの到達目標が追加、さらに5つの到達目標についての修正が行われています。

 Status of 2015 Goals(Revised March 2008)
  http://www.ashp.org/s_ashp/docs/files/2015_Goals_Status_0508.pdf

Goal 1: Increase the extent to which pharmacists help individual hospital inpatients achieve the best use of medications. 一人一人の入院患者について、最良の薬物療法が行われるよう薬剤師が援助を増やす
Goal 2: Increase the extent to which health-system pharmacists help individual non-hospitalized patients achieve the best use of medications. 一人一人の非入院患者について、最良の薬物療法が行われるよう薬剤師が援助を増やす
Goal 3: Increase the extent to which health-system pharmacists actively apply evidence-based methods to the improvement of medication therapy. エビデンスに基づいた改良した薬物療法を、ヘルスシステム薬剤師が積極的に提案する場を増やす
Goal 4: Increase the extent to which pharmacy departments in health systems have a significant role in improving the safety of medication use. 薬剤の安全使用の改良をヘルスシステムにおける薬剤部門が、重要な役割を持つ機会を増やす
Goal 5: Increase the extent to which health systems apply technology effectively to improve the safety of medication use. 薬剤の安全使用の改良をすすめるため、テクノロジーを効果的な使用を広げる
Goal 6: Increase the extent to which pharmacy departments in health systems engage in public health initiatives on behalf of their communities. コミュニティの代表として、ヘルスシステムにおける薬剤部門が公衆衛生におけるイニシチアブを広げる

 これら公表資料で特筆すべき点は、それぞれの到達目標を可能にするための情報ソース(2015 Self Assessment Tool [PDF] )や、先進事例(Success Stories)が紹介されていて、現場の薬剤師がどのようにすれば到達目標が達成できるかが可能となるようにしています。(日薬もこういうものをWEBで提供できないものでしょうか?)

 日本でも、昨年まとめられた「病院における薬剤師の業務及び人員配置に関する検討会報告書」で、病院薬剤師が取り組むべき業務がまとめられていますが、ASHPの行動計画2015では、こういった業務の進捗状況を業務ごとに数字で公表することにより、さらなる現場の取組みを期待しているようです。

 2年後に行われる薬学部の実務実習ではさまざまな到達目標が掲げられていますが、現実のところこれらの到達目標の多くを教えられる(実施している)薬局や病院薬剤部をどれだけあるでしょうか? 病薬・日薬も是非、期間や数値目標を定めたASHPのような行動計画を策定し、薬剤師の存在アピールをするのはいかがでしょうか?

 関連情報:TOPICS
  2007.08.01 病院における薬剤師の業務及び人員配置に関する検討会報告書
  2007.07.04 病院薬剤師に求められるもの

6月6日 0:50掲載


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ジェネリック医薬品推奨マークGOLD

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