Category Archives: 病気

疾患・治療法に関する情報です。

チアゾリジン系薬剤と骨折リスク

 米国TAKEDAとFDAは9日、ピオグリダゾン(アクトス)を服用している女性に骨折のリスクが高まる可能性があるとする安全性情報(Letter)を発表しています。 続きを読む


特定高齢者の把握に薬局を活用(青森)

 2006年4月より、軽度者の重症化を防ぐ目的で介護保険に「介護予防事業」が導入されていますが、この事業の対象となる「特定高齢者」(要介護認定を受けてはいないが生活機能が低下、介護が必要となる恐れの高い高齢者)の把握をどのように行うかが多くの自治体で課題になっています。青森県ではこの特定高齢者の把握に薬局が取り組んでいることを各紙が伝えています。 続きを読む


パーキンソン病治療薬と心臓弁膜症

 NEJM誌の最新号に、心臓弁膜症と麦角アルカロイド誘導体のペルゴリド、カベルゴリンの使用が関連づけられるとする2つの論文が掲載されています。 続きを読む


認知症と非定型抗精神病薬

 近年、アルツハイマー型痴呆症に伴う、他者への攻撃性、妄想や幻覚などの行動障害を改善するために、リスペリドンなどの非定型抗精神病薬が使われることがありますが、このほど、南カルフォルニア大学の研究グループが、これらの薬剤の有効性と安全性についての研究を行い、The New England Journal of Medicine に論文を発表しています。 続きを読む


認知症治療薬の使用制限(英国)

 英国では昨年来、ドネペジル(アリセプト)を始めとする認知症治療薬について、費用対効果からその使用を制限する案を打ち出していましたが、NICE(国立医療技術評価機構)は11日、7月13、14日に行われた公聴会で出されたアルツハイマー病協会、認知症ケア財団、英国看護協会、英国精神科医師会や認知症治療薬メーカーによる使用制限に反対する意見陳述について、すべての意見を棄却すると発表し、英国内では大きな反発を招いています。 続きを読む


β遮断薬は高血圧症の治療に使われるべきではない(英国)

 健康増進や病気の予防と治療に関する手引きを手がける英国独立機関のNICE(The National Institute for Health and Clinical Excellence)と英国高血圧協会(BHS:British Hypertension Society)は28日、最近わかったエビデンスなどを再検討、β遮断薬は他の薬剤に比べ心リスクを減らさないことや糖尿病のリスクが最大で30%高まるなどとして、2004年に改められたばかりの高血圧症の薬物治療のガイドラインの見直しを発表しました。 続きを読む


吸入型インスリンは費用対効果が十分でない(英国)

 健康増進や病気の予防と治療に関する手引きを手がける英国独立機関のNICE(The National Institute for Health and Clinical Excellence)は、今年1月に承認された吸入型インスリンのエクスベラについて、全ての糖尿病患者には推奨できないとの見解をまとめ、英国では波紋を呼んでいます。 続きを読む


特定高齢者と介護予防手帳

 厚労省は10日、現在は自立しているが、何か対策を講じないと将来要介護になる可能性のある高齢者(=特定高齢者)を対象に、「介護予防手帳」(仮称)を交付することを決めた。 続きを読む


吸入タイプのインスリン「エクスベラ」が米国・欧州で承認

 FDAは、昨年9月の内分泌・代謝性医薬品諮問委員会(Endocrinological and Metabolic Drugs Advisory Committee)での票決を受け、27日、吸入タイプのインスリン「エクスベラ(Exubera)」(遺伝子組み換え技術で製造されたヒトインスリンの粉末で、眼鏡ケース大の専用吸入器を使って口から吸入)の販売を認可すると発表しました。 続きを読む


FDAの諮問委員会が吸入タイプのインスリン承認を支持

 FDAの内分泌・代謝性医薬品諮問委員会(Endocrinological and Metabolic Drugs Advisory Committee)は、1型および2型糖尿病にエクスベラ(Exubera)が有効とする票決を行い、承認についての了承を行いました。 続きを読む