論文・報告あれこれ2024年5月

この期間にXに投稿していた、他サイトではあまり紹介されていないものを中心に、ちょっと気になった論文や報告、発表などをピックアップしました。気になったものは独立記事に するかもしれません。誤りがあったらご指摘下さい。必ずしも最近アップされたものとは限りません。(特にJ-STAGE に掲載のものは、発行後一定期間 過ぎてから解禁となるものがあり、1年以上前に掲載された論文等を紹介する場合があります)

★更新することが多いので、2013年1月分よりスタイルとURLのタイプを変えました。サイドバーに各月記事へのリンク、右下に最終更新日を記してあります。

紹介日 論文・報告タイトル
(紹介記事・ブログ、関連論文)
概要・コメント
05.29 Topical steroids: introduction of new labelling and a reminder of the possibility of severe side effects, including Topical Steroid Withdrawal Reactions
(MHRA Drug Safety Update 2024.05.29)
新しいラベルの導入と、外用ステロイド離脱反応などの重篤な副作用の可能性について注意喚起
今後 1 年間で、局所ステロイドには
・mild steroid
・moderate steroid
・strong steroid
・very strong steroid
という効力を示すラベルが付けられる
05.29 ドイツの薬局視察で学ぶ医薬分業の歴史と変化
(在宅薬学 (11)1 p73-78,2024)
歴史ある薬局が多いドイツでさえ、保険調剤の利益が減り、地域薬局を継承する買い手がつかず閉局に追い込まれる薬局が増えた
・どの薬局も保険調剤+ドラッグストア機能を装備
・かかりつけ薬局制度が根付いている
・卸1日 4~5回配送(夜中も)
・地域の薬剤師会で当番制で 24時間営業
05.22 China tightens restrictions on controversial cough medicine
(Ecns.cn 2024.05.08)
中国当局はデキストロメトルファンをカテゴリーII向精神薬に指定し、要処方箋薬へ
薬剤の管理も強化される 7月1日発効
 05.18 Hydroxyprogesterone caproate medicines to be suspended from the EU market
(EMA 2024.05.17)
ヒドロキシプロゲステロンカプロン酸エステル製剤(本邦:プロゲデポー筋注)について、その医学的有用性に疑問があり、がんリスク増大との関連性が懸念されることから、使用の一時停止を勧告
 05.18 高齢者施設の服薬簡素化提言
(日本老年薬学会 2024.05.17)
本提言において、服薬簡素化とは、服薬回数を減らし、可能なら昼1回にまとめることを指す。
(→プレスリリース

 


最終更新日:2025年10月12日

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