Category Archives: 病気

疾患・治療法に関する情報です。

ピオグリタゾンの膀胱がんリスクへの懸念(フランス)

 米FDAでは現時点では安全性に問題はないとされている(TOPICS 2010.09.18)、ピオグリタゾン(アクトス)の膀胱がんの発症リスクですが、フランスでは安全性への懸念が広がっているようです。英語のソースも少なく、記事にするのを躊躇していましたが、ここにきて英語の記事も出てきたので少し紹介したいと思います。 続きを読む


高齢高血圧症患者の(暫定的)治療指針(米国)

 25日、米国心臓協会(AHA: American Heart Association)と米国心臓病学会(ACC:American College of Cardiology)は合同で expert consensus document(つまりガイドラインではない) という形で高齢者向けの高血圧の初の治療指針を発表しています。 続きを読む


高い中性脂肪は食生活とライフスタイルの見直しで(米国)

 米国心臓協会学会(AHA:American Heart Association)は、中性脂肪(TG)と心臓血管病の関連や治療法などについてまとめたScientific Statement を Circulation 誌のオンライン版で発表しています。 続きを読む


ドパミン作用薬を服用中の患者さんへ(仏・リーフレット)

 パーキンソン病やレストレスレッグス症候群に広く使われているドパミン作用薬ですが、フランス当局のAfssaps は、4月11日の世界パーキンソンデー(World Parkinson’s Day)に合わせて、ドパミン作用薬を服用している患者さん向けのリーフレットを作成しています。

Médicaments «dopaminergiques» – Mise à disposition d’un dépliant d’information destiné aux patients et à leur entourage – Communiqué
(Afssaps 2011.4.11)

Dépliant : Médicaments dopaminergiques : mieux connaître certains effets indésirables pour en parler plus facilement
(Afsspas 2011.4.11 PDF:913KB)(テキストGoogle翻訳→リンク 続きを読む


医学ライブラリーのフリーアクセス

 新聞記事では、被災にあわれた薬剤師の方が避難所を巡回して必要な薬を割り出して薬を入手するなどといった記事や、NHKで薬剤師が必要とされていますなどの報道がありますが、現場の惨状や援助物資が届いていない現状を知ると、一薬剤師として何もできない自分に無力感すら感じます。 続きを読む


IT活用、まずは電子版「お薬手帳」と「糖尿病連携手帳」を

 TOPICS 2010.05.11TOPICS 2010.09.15 で、おくすり手帳の電子化について政府の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)で議論が行われているという記事を掲載しましたが、28日開催された医療情報化に関するタスクフォースの第8回会合で事務局から、どこでもMY病院のサービスとして、「電子版お薬手帳」のスタートしてはどうかとの提案が事務当局から示されています。 続きを読む


MTX(リウマトレックス)の用法・用量変更が承認

 TOPICS 2011.01.21 で紹介したMTX(リウマトレックス他、後発品も含む)の増量可の件ですが、23日正式に承認されています。改訂添付文書もPMDAウェブサイトにアップされています。 続きを読む


医学会イレッサ声明文、国が声明文案を提供

 TOPICS 2011.01.29 で、イレッサ訴訟を記事で取り上げた際、医学会などが声明を出したということを紹介しましたが、毎日新聞などが24日配信の記事によれば、医学会の声明文について案を厚生労働省が作成し、同学会に提供していたそうです。 続きを読む


貼付型アルツハイマー病治療薬などが第一部会を通過

 21日、厚生労働省の薬食審医薬品第一部会が開催され、貼付タイプのアルツハイマー病治療薬などが審議され、了承しても差し支えないとの意見でまとめたそうですす。 続きを読む


チアゾリジン系糖尿病治療薬と肺炎リスク

  Thorax 誌のオンライン版に掲載されたシステマティックレビューです。 続きを読む