Monthly Archives: 4月 2025

韓国におけるコンビニでの市販薬販売

今年のインフルエンザの流行はお隣韓国でもひどかったとのことで、当時こんな記事がアップされていました。(1月13日にXに投稿したものを再構成しています)

【KOREA WAVE/AFPBB News 2025.01.13】
韓国・8年ぶり最大のインフル流行…コンビニの風邪薬販売急増
https://www.afpbb.com/articles/-/3557779

記事にあるように、韓国では多くのコンビニが風邪薬、解熱剤、消化剤など13種を安全常備薬を販売しており、24時間営業で薬局が閉まっている時間帯に緊急医薬品購入先として重要な役割を果たしているとのこと。

気になったのでそのリストを調べてみました。
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モンテルカストの潜在的な精神神経作用について再注意喚起(豪TGA)

豪TGAは1月16日、モンテルカストの全製品ついて、重篤な神経精神疾患に関する既存の警告を強化すると発表。(Xに1月17日に投稿したものを再構成しました)

【豪TGA 2025.01.16】
More prominent safety warnings about the neuropsychiatric effects of montelukast
https://www.tga.gov.au/news/safety-updates/more-prominent-safety-warnings-about-neuropsychiatric-effects-montelukast

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シルデナフィルのOTC化は今回も認めず(独・専門委)

ドイツ当局のBfArMの処方要件に関する専門家委員会が1月21日に開催され、シルデナフィルのOTC切り替えは、1対7で再び拒否されています。(Xに1月22日に投稿したものを再構成しました)

一部の委員から、シルデナフィルのOTC化により、EDの男性が(薬局を通じて)医療を受けられるようになる可能性があるとの見解が示された一方、複数の委員から、特に若い男性は性的「パフォーマンス」に関して疑問を抱いている可能性があり、その場合、性的治療や心理的支援アプローチがより必要になるだろうと指摘があり、採決の結果、スイッチ申請は今回も却下されています。
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薬局で溶連菌感染症や中耳炎の検査と治療が可能に(加サスカチュワン州)

カナダ、サスカチュワン州で、薬剤師による溶連菌感染症や耳の感染症を治療するための試験運用が開始されている。(1月24日に投稿したものを再構成しました)

【Government of Saskatchewan 2025.01.23】
New Services Launch at Select Pharmacies Across Saskatchewan
https://www.saskatchewan.ca/government/news-and-media/2025/january/22/new-services-launch-at-select-pharmacies-across-saskatchewan

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薬局でのインフルエンザ予防接種は安全で便利(独研究)

2020年から2023年にかけてドイツで実施されたインフルエンザワクチン接種パイロットの調査データの分析。(Xに1月24日に投稿したものを再構成しました)

Vaccine Volume 45, 25 January 202】
Client satisfaction, safety, and insights from a three-season survey on influenza vaccinations delivered at community pharmacies in Germany
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0264410X2401332X 続きを読む


日本語を母国語としない方たちのために地域薬局に求められることは?

2022年9~10月に枚方市と神戸市須磨区の地域薬局の管理薬剤師を対象に行われた研究(Xに1月24日に投稿したもの基に記事化しました)

Can Pharm J. 2025 Jan 16】
Pharmacist accessibility for non-native Japanese speakers: A cross-sectional study in Japan
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11748378/ 続きを読む


BPSDの予防のための対応と生活上のヒント集

令和6年度厚労省老人保健事業「BPSD予防の見地からの専門的医療のかかわりについての調査研究」の一環として作られたもので、医療・介護現場、在宅療養と幅広い場面で活用可能な、BPSDの予防と対応に効果的な知見を整理。

BPSDの増悪時、要入院対応時のみならず、認知症の本人・家族、介護・生活支援を担う方々の有益なヒント・手引きとして、全国的な普及啓発を図るとのこと 続きを読む


在宅業務の効果に関する調査研究(令和6年度老人保健健康増進等事業)

高齢者等が抱える服薬上の諸問題と薬剤師の介入による効果、および薬局・病院薬剤師における訪問薬剤管理指導の実態をアンケート調査結果から全国網羅的に把握した。

【NTTデータ経営研究所 2025.04.10】
後期高齢者の服薬における問題と薬剤師の在宅患者訪問薬剤管理指導ならびに居宅療養管理指導の効果に関する調査研究(令和6年度老人保健健康増進等事業)
https://www.nttdata-strategy.com/roken/report/index.html#r06_37

報告書
https://www.nttdata-strategy.com/services/lifevalue/docs/r06_37_01jigyohokokusho.pdf 続きを読む


なぜ多くの子どもたちが薬の害を受けているのか?(豪州レポート)

PSA(Pharmaceutical Society of Australia)がレポートが子どものくすりの問題についてレポートを公表。(2月3日Xに投稿したものを記事化しました)

【PSA 2025.01】
Medicine safety: Child and adolescent care
https://www.psa.org.au/3d-flip-book/medicine-safety-child-and-adolescent-care-report/ 続きを読む


日本人のOTC医薬品に関する認識や使用状況(パイロットスタディ)

2023年の阪大のいちょう祭のイベントの参加者を対象に行われた、パイロットスタディ。(2月1日にXに投稿したものを記事化したものです)

BMC Res Notes. 2025 Jan 27】
A brief report of the status of self-medication with over-the-counter drugs: a pilot cross-sectional survey
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11773906/ 続きを読む