たばこの害についての小中学生向け啓発教材

 先日、学校薬剤師の担当校からの依頼で、たばこの害についての講話をしました。持ち時間は20分で、学校医の先生と分担で、対象は小学6年生。学校関係者と一部の父兄も話を聞きました。

 小・中学生向けのたばこの害についての資料というのは意外と少なく、例によって、WEBで公開されていないか調べたところ、自治体・保健所等で作成されていたものがあったので、それを加工・参考にして話をしました。

たばこと健康に関する資料集(東京都多摩立川保健所)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/tthc/eisei/tobacco/materials/

後半の「中学生向け防煙教材マニュアル」は非常によくできています。(pptファイルは直接問い合せて下さい)

教材ダウンロード(埼玉県・薬物乱用啓発サイト)
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/dame-zettai/
educationalmaterialsfordrugabuseprevention.html

「それでも吸いますか? たばこの影響」は中学・高校生向けです。

また、埼玉県ウェブサイトには、上記ページからのリンクはないのですが、下記のスライドも有用です。(動くアニメーションがかわいいです。検索でひっかりました)

小学生対象の 薬物乱用防止教室(前半がたばこについてです)
www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/53141.ppt

パンフレットは、東京都江東区作成の小学生・中学生向けのものがよかったです。

江東区健康プラン21/たばこ・アルコール分野
http://www.city.koto.lg.jp/seikatsu/hoken/6828/6833.html

 学校では講話にあたって、児童が自分たちで調べたたばこについてのアンケートを行った結果も発表したのですが、家でたばこを吸っている人は57%と意外と多く、地元の保健師さんの話だと、全体的に見てもやはり30~40歳代に喫煙者が少なくないとのことです。(もう少し世代が下がると少なくなっているらしい)

 また、たばこを吸ってみたいという児童はほとんどいませんでしたが、たばこの害について知っていることについて尋ねたところ、周りの人にも害があること(間接喫煙の害)についてはほとんど知らないようです。(スライドを自分で作っていて、私もまだ知識不足と痛感)

 参考となる資料が掲載されているサイト・ファイルをご存じでしたら、次回講話時に活用したいと思いますので、是非教えて下さい。


2010年11月17日 13:55 投稿

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