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2007.01.16 カナダの薬剤師が米国の法案に懸念を表明

米国では、処方せん薬の価格の高さから、国境を越えて同じ品目でも価格の安いカナダの薬局で購入することが少なくありません。当初は米国政府もこの動きを制限していましたが、高齢者を中心に医薬品購入ツアーが組まれるなど、その勢いが止まらないことから、米国連邦議会にはこれを認める法案が提出されているそうです。

この法案は、薬局と卸売業者にカナダ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド及び日本からの薬剤輸入することを容認するとともに、個人についてもカナダの薬局から自分が使う薬剤を買うことを認めるというもので、民主・共和両党とも支持していることから可決されるのではないかと伝えられています。

この法案が成立すると、今まで以上に多くの米国人がカナダ国内でコレステロールや心臓病の薬を購入するのではないかと予想されています。カナダ国内では処方せん医薬品の供給や価格に影響を与えるのではないかとして、薬剤師会や卸などが、カナダ政府に対してこれらの薬の輸出(卸・販売)を禁止する法案を導入するよう求めています。

参考:Pharmacists Condemn Proposed U.S. Drug Law(All Headline News 2007.1.15)
     http://www.allheadlinenews.com/articles/7006144208
    Pharmacists push to ban export of drugs to U.S.(CTV.ca News 2007.1.15)
    ロイター通信1月15日

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