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2007.04.25 後発医薬品の使用状況調査報告書

第12回中央社会保険医療協議会診療報酬改定結果検証部会で報告された、「後発医薬品の使用状況調査」の結果(案)が、厚労省HPに掲載されています。(5月16日の中央社会保険医療協議会総会で、調査票も加えられた正式版が公表、リンクも変更しました)

後発医薬品の使用状況調査報告書
     (平成18年度診療報酬改定結果検証に係る調査)
   http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0516-5e.pdf[PDF:859KB]

1月31日に報告された速報値よりも詳しい内容になっていて、次のような調査結果が示されています。

1.後発医薬品を採用する際に重視している事項

薬局全体(N=549)では、「安定供給」(67.4%)が最も多く、次いで「取引医薬品卸での取り扱いの有無」(57.7%)、「入手、納品に要する時間」(55.6%)、「小包装品の有無」(50.6%)などが続いており、「剤形等の付加価値のある医薬品」(6.6%)、薬価の低い医薬品(17.9%)などは重視されてはいませんでした。

2.後発医薬品へ変更した場合の、保険医療機関への情報提供

薬局全体(N=293)では、「FAX」(64.2%)が最も多く、次いで「電話」(31.4%)、「お薬手帳」(29.0%)、「薬情」(25.6%)と続いています。

また、頻度については、「毎日」(39.2%)が最も多く、次いで「次回受診時まで」(23.5%)、週単位(12.3%)と続いています。

この情報提供の方法や頻度についてですが、11.9%の薬局が保険医療機関側から要望や苦情を受けたと回答し、病院によって対応が異なることに苦慮している様子が伺える一方、調剤した銘柄等の情報は毎回は不要(調剤した後発医薬品の銘柄が、前回の後発医薬品の銘柄から変更された場合のみでよい)との回答も複数見られ、必ずしも変更の度に情報提供を必要としていないとの医療機関の声も示されています。

関連情報:TOPICS 2007.04.22 後発医薬品優先使用に方針転換へ

4月25日 1:00掲載 5月24日更新

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