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2007.04.16 スギ花粉含有健康食品に販売中止・注意喚起
16日、厚生労働省の新開発食品評価第三調査会が開催され、スギ花粉を含む健康食品についての検討が行われました。
新開発食品評価第三調査会（2007年4月16日開催）
資料（4月17日 WAM NET 掲載）
今回の調査会は、今年２月に花粉症対策商品として販売されていたスギ花粉加工食品のカプセルを飲んだ和歌山県内のの女性が、アナフィラキシーショックで一時意識不明の重体になったとする報告を受けて3月15日に開催された、「健康食晶による健康被害事例検討会作業部会」での検討結果（議事要旨は上記資料に掲載）に続いて行われたものです。
当日は、今回の事例について、「製品摂取との因果関係は否定できない。因果関係が50％の確率であっても呼吸管理を要したアナフィラキシーは重篤なので対策が必要。否定できない場合は最悪のケースを想定して扱うべき」という、健康被害事例検討会作業部会での検討結果が報告され、議論の結果、スギ花粉が主成分とするエキス、カプセル、錠剤などのものについては、花粉症の治療または予防のための減感作療法に使用している医薬品として判断されるとして、薬事法に抵触するとして販売を禁止することを決めました。
また、アメやクッキーなど微量のスギ花粉を含む食品についても、スギ花粉が入っていることを明記した上で、「スギ花粉症の方は、重篤なアレルギー症状を引き起こす可能性があるため注意すること」との注意喚起の表示を行うことを決めたそうです。
厚労省では、この内容を19日付で都道府県や業界団体に通知、今後厳しく指導する方針としています。
スギ花粉を含む製品の薬事法上の措置等について
（厚労省2007年4月19日）
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/04/h0419-3.html
関連情報：スギ花粉等を含むいわゆる健康食品について
（「健康食品」の安全性・有効性情報 2007.3.23）
http://hfnet.nih.go.jp/hfnet/contents/detail.php?no=885
平成18年度健康食品による健康被害事例検討会（2006.12.25開催）
資料：http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/12/s1225-8.html
議事要旨：http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/12/txt/s1225-3.txt
参考： 健康・美容ニュース（健康美容EXPO 2007.4.16）
http://www.e-expo.net/news/2007/04/20070416_01.html】
読売新聞4月16日
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070416it13.htm
TBS NEWS 4月16日
4月17日 18:30更新 4月22日 13:20更新