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2007.08.14　8月24日は、薬害根絶デー

「薬害根絶デー」にあたる8月24日、薬害肝炎訴訟原告団、イレッサ薬害被害者の会など複数の薬害被害者団体で構成される「全国薬害被害者団体連絡協議会（http://homepage1.nifty.com/hkr/yakugai/）」による、「薬害根絶デー」行動が行われます。

2007年8月24日 第8回薬害根絶デー
　　http://homepage3.nifty.com/i250-higainokai/2007-08-24yakugai_konzetu-8.htm

同連絡協議会ウェブサイトには、行動当日に行われる文部科学省、厚労省での交渉の際に出される要望書が掲載されています。

文部科学省への要望書
　　http://homepage1.nifty.com/hkr/yakugai/monbusyou/monbu-youbou2007-8.pdf

　厚労省への要望書
　　http://homepage1.nifty.com/hkr/yakugai/kouseisyou/kousei-youbou0708.pdf

文部科学省に対しては、昨年に引き続き、小学校・中学校・高等学校の学習指導要領の改訂時に、薬害の歴史や薬害再発防止に関する項目を盛り込むよう要請する一方で、近年、インターネット上の掲示板やブログなどで、医師や医療従事者による薬害被害者や医療被害者に対する、事実と異なる偏見や誹謗中傷が頻繁に書き込まれていると指摘し、医療者に対する人権教育、倫理教育はどのように施されているのかを明らかにすることや、今後、このようなことが起こらないように医療者への人権・倫理教育を充実するよう求めています。

また、厚労省に対しては、医薬品等の審査・安全監視の中立性、厳密性や透明性を確保すべく、薬害被害者をメンバーに含む審議機関が設置された事や、登録販売者試験実施ガイドラインの検討会報告において、薬害の歴史が出題範囲として明確に位置づけられた事など、最近の厚労省の取り組みに対し一定の評価と理解を示す一方で、登録販売者については、試験要件となる実務研修のあり方や管理者の資格、リスク分類表示や展示の形態などを具体化してゆくにあたって、明確で厳密な基準を策定する必要がある事や、全ての患者に医療機関の窓口で薬剤名なども全て記載されたレセプト相当の詳しい明細書の発行義務化など、８項目の要望を求めています。

この「薬害根絶デー」は、薬害再発防止の「誓いの碑」が、1999年8月24日に建立されたことを契機に制定されたもので、同協議会では毎年この日に、厚生労働省交渉・文部科学省交渉・リレートークなど、一連の薬害根絶行動を行っています。

資料：2006年の薬害根絶デーの様子（全国薬害被害者団体連絡協議会ウェブサイト）
　　　　　文部科学省への要望書と交渉内容全文(2006)
　　　　　厚生労働省への要望書と交渉内容全文(2006)