☆ 織原 義明 (おりはら よしあき) 活動報告
(2010年1月〜)

12月20日 全員協議会
  今月8日に私文書偽造・同行使の容疑で逮捕された消防職員の逮捕に至
 る主な経過説明がなされた。しかし、議員からの質問に対しては、「捜査
 中のためコメントは差し控える」と、説明というにはほど遠いものであっ
 た。
  昨年の7月8日に市長宛に出された「防災行政無線も入札方法の疑義に
 ついて」という質問状が出され、同年8月3日付で回答したとのことであ
 る。この質問状については市長も承知していたとのことであるが、同様の
 質問状はその後も2度提出されている。

  この不祥事は、市長以下執行部の危機意識の希薄さが招いたものと感じ
 た。今回の説明では不可解なことが多く、議会としても今後徹底的に執行
 部の責任を追求しなければならない。

12月16日 足利市環境審議会、第15回オープンミーティング(市民会館)
 ○足利市環境審議会
   本年第2回目の会議である。今回は平成23年度からの10年間の本
  市環境基本計画の素案を審議した。
   今回は環境指標として数値目標も入るところは評価できるが、全体と
  しては具体性が乏しい。こうした計画はどうしてもそのようになってし
  まう。

 ○第15回オープンミーティング(市民会館)
   今回は「足利市の将来像」をテーマとした。私からはこれまで8年間
  活動してきたなかで、避けては通れない人口減少と少子高齢化から考え
  たまちづくりの私案を示した。
   縮小する社会でどのように行政サービスを維持し、地域経済を元気に
  するかは難しい問題ではある。しかし、今や日本全体が人口減少社会に
  突入している。本市だけの問題ではない。危機意識を持って今すぐに取
  り組まなければならない。

12月14日 教育経済常任委員会
  議案第77号「足利市立美術館条例の改正について」と、議案第78号
 「足利市運動場条例の改正について」の審査を行った。
  美術館条例の改正は、9.11テロ後の海外からの航空輸送にかかる保
 険料の高騰を考慮し、入館料の上限を2千円にするものである。しかし、
 入館料が常に上限に設定されるものではなく、即入館料値上げというわけ
 ではないので、原案を可とした。運動場条例の改正についても、原価と他
 市との比較等で適正価格に変更するものだったので、原案を可とした。

11月30日 市議会12月定例会本会議
  本議会における一般質問は12月8日から10日の3日間で、15人が
 登壇する。私は10日(金)の1人目の予定である。内容については「お
 知らせ」に掲載している。今回、教育行政以外の質問は、すべて副市長あ
 ての質問とした。その意図は当日の質問を見ていただければと思うが、簡
 単に言えば、調整役としての答弁を期待してのものである。

11月22日 全員協議会、議会運営委員会、教育経済常任協議会
 ○全員協議会
 ・平成22年度事業仕分け結果に対する考え方について
 ・第6次足利市行政改革大綱(案)について
 ・第6次足利市総合計画後期基本計画素案の修正について
 ・足利市行政サービスセンターの開設について
 ・足利市制90周年記念事業について
 ・旧市内の可燃ごみ収集運搬業務の民間委託方法の一部変更について

 ○議会運営委員会
 ・平成22年第6回市議会定例会の運営について

 ○教育経済常任委員協議会議題
 ・勤労青少年ホームの今後の管理及び運営について
 ・指定管理者候補者(公募)の選定結果について

  今回の事業仕分けは仕分け事項も少なく、結果もさほど評価できる内容
 ではなかった。本当にやるべき事業だったのか疑問を持つ。旧市内の可燃
 ごみ収集運搬業務の民間委託方法の一部変更については、前回随意契約と
 の説明だったが、業者側から断られたようで、競争入札へ変更となった旨
 の報告であった。これでは二度手間であり、もう少し相手側と話を詰めて
 から、方法を決めるべきだったといえる。
  指定管理者候補者がいなかった勤労青少年ホームは老朽化しており、今
 後は施設の存廃そのものも議論すべきである。

11月20日 講演会「青少年事件から見えた人とのつながりの意味」
 講演者:埼玉新聞社 吉田 俊一 氏

  吉田氏は足利市在住の埼玉新聞社勤務である。2002年に熊谷市で発
 生した中学生3人によるホームレス暴行死事件を追い、『ホームレス暴行
 死事件 少年たちはなぜ殺してしまったのか』(新風舎文庫)を書いてい
 る。今回はNPO法人コミュニケーションラボ主催の講演会である。
  吉田氏によれば、ホームレスを暴行死させた中学生どうしは、お互いの
 家に遊びに行く仲であったにもかかわらず、親同士の付き合いは全くなか
 ったとのことである。親同士の付き合いがなかったことは、親が知らない
 我が子の姿を知り得なかったことにつながり、それが事件の背景にあると
 のことであった。また、この中学生が住んでいる地域は子供会(育成会)
 がなく、親族以外の大人と子どもの交流が希薄であり、それも事件が起き
 てしまった背景にあるとしていた。子どもの健全な成長には、親や学校の
 力以外に、地域の力が必要ということであろう。
  吉田氏はこの事件を追った理由として、裁判は罰を決めておしまいで、
 原因の解明や対策までは示さず、報道も次の事件に移ってしまうことに疑
 問を持ったからと話していた。同じ過ちを繰り返さないためには、こうし
 た地道な調査が必要であると感じた。また、地域力の持つ可能性について
 も新たな知見を得ることができた。

11月9日 予算要望及び市長との懇談会
  ひとり会派となったため時間は短かったが、予算要望のあり方自体を考
 え直す必要があるのではないかといった話をした。例えば、議会から行政
 へ一方的に要望するのではなく、ここを削ってこちらに充てるといったよ
 うに予算の裏付けを議会側にしてもらうのはどうか?と提案した。

11月8日 各派幹事長会議(傍聴)
  先週6日(土)に、石原弁治市議会議員が無免許運転の容疑で逮捕された。
 この件に関する議会の対応を話し合うべく、急遽会議が開かれた。その結
 果、議会の窓口は議長に一任し、今後の対応については、拘留中は本人と
 の面会もできないことから、面会が可能になった段階で再度話し合うこと
 となった。

  9期のベテラン議員であるから、自らの身の処し方については、市民が
 納得する決断をしていただけるものと思っている。

11月6日 第一中学校文化祭
  午前中の催し物では、女子5名によるバンド演奏があった。それを男子
 生徒が盛り上げている光景をみて、時代の流れを感じた。我々の世代では、
 女子のバンドは非常に珍しいものであった。
  展示コーナーでは、修学旅行や職業体験のレポート、さらに、ディベー
 トの練習と思えるある課題に対する生徒個々の意見などが示されていた。
 自らの意見をしっかり持つことを、若いうちから訓練しておくことは、国
 際社会に対応していくためには必要なことである。また、職業体験も非常
 にいい取り組みと感じた。今後も続けて欲しい思いと共に、受け入れてく
 ださる企業の方々に感謝を申し上げたい。

10月23日 渋沢克博副議長就任祝賀会
  会派緑風会でお世話になった渋沢議員の副議長就任祝賀会に出席させて
 いただいた。

  議長・副議長の役目のひとつとして、議会の調整がある。この点につい
 ては去る9月議会で、「足利市市民薬局条例」という名称を、「足利市薬
 局施設条例」と変更する議員提案がなされ、全会一致で可決した。表にこ
 そ出てこないが、この修正案が全会一致で可決された裏には、正副議長の
 調整があった。市長派、反市長派といった色分けに関係なく、全会一致が
 できたのは、まさに正副議長のお骨折りによるところが大きい。今後も真
 の意味で是々非々の議会となるよう議員間の調整をお願いしたい。

10月20日 全員協議会、議会改革推進協議会、教育経済常任協議会
 ○全員協議会
  ・使用料・手数料の見直しについて
  ・足利市保育所整備計画検討委員会の設置について
  ・足利市公設地方卸売市場の在り方について(経過報告)
 ○議会改革推進協議会
  ・平成23年度以降の政務調査費の額の見直しについて
  ・市議会議員選挙における申し合わせについて
 ○教育経済常任委員協議会
  ・「足利そば祭り」開催に伴う商業者等との協働・連携の推進について
  ・足利市歴史文化基本構想(案)について

  議会改革推進協議会では、来年度以降の政務調査費の額をどうするかが、
 話し合われた。本年度は暫定的に12万円減の年間72万円となっている。
 私は使途マニュアルの厳格化により、実際に使われる額も減ることが予想
 されることから年間60万円の減額を主張した。しかし、72万円か84
 万円に戻すかのいずれかで決めることとなった。結果、来年度も72万円
 で条例改正する方向で決まった。
  この採決はわざわざ無記名記述により行われた。8名の議員が84万円
 に戻すことに1票を投じていた。このような議員には、市の職員は給与を
 もらいすぎたなどと言ってもらいたくはない。自らの身を削ることができ
 ないものに今の足利を改革できるはずはない。

9月21日 市議会9月定例会本会議
  「議案第46号足利市市民薬局条例の制定について」は、「足利市市民
 薬局条例」という名称を、「足利市薬局施設条例」と変更する議員提案が
 なされ、全会一致で可決した。

  この条例の名称については、市民薬局では市営薬局との誤解を招く恐れ
 があり、名称変更を議員提案により全会一致で修正した。こうした議会の
 動きこそ、本来あるべき議会の権能のひとつであろう。やれ市長派だ、反
 市長派だといった色分けでは、真に市民のための議会とはいえない。やは
 り、議案ごとに是々非々で臨むべきである。市長から出された議案をただ
 賛成するだけなら小学生にもできる。議員は高い給与を頂いているのだか
 ら、それに見合った仕事をすべきである。

9月15日 決算審査特別委員会(一般会計)
  選挙費に関しては、昨年の市長選挙と衆議院選挙の開票に要した時間を
 尋ねた。私が所属するローカルマニフェスト地方議員連盟では、選挙開票
 のスピード化を進めているからである。
  市長選挙は自動読取機の導入により、前回より4,500票多かったに
 もかかわらず、2分短縮できたとのことであった。一方、衆議院選挙では
 選挙区で20分、比例区で1時間15分遅れてしまったとのことである。
 これは、立会人との意志疎通がうまくいかなかったことも一因だったとい
 うことで、来年の統一地方選挙までの改善を求めた。

  ひとり暮らし高齢者等緊急通報システムに関しては、愛のひと声事業の
 支給を受けている2,335人のなかの重複人数を尋ねた。
  緊急通報システムはH21年度末で1,364台で、愛のひと声事業と
 の重複はH21年10月時点で956件とのことである。この質問は佐野
 市が財政難を理由に重複をやめる方針をとったので、本市の現状を確認し
 たかったからである。本市では今のところ、2つの事業は中身が異なると
 の理解で、いずれの事業も継続していく方針とのことであった。

9月13日 総務企画常任委員会(傍聴)
  「議案第46号 足利市市民薬局条例の制定について」を注目しての傍
 聴であった。市民薬局という呼び方は、市営といった誤解を招く恐れもあ
 り、足利市の薬剤師会からも名称変更の要望書が出されていた。
  市長は「私自身も薬剤師会の一員だが何の相談もなく、名称変更の要望
 書は理事会で決められたもの」と、薬剤師会からの要望書提出を批判して
 いるかのような発言があった。しかし、それに対し渋沢委員が「今回は急
 なことで全体会を開く時間的な余裕もなかったと考えられる」と発言して
 いた。何のために理事会があるのかを考えれば、渋沢委員の意見のほうが
 もっともであることはわかるであろう。

  採決の結果は原案を可とすることになったが、名称変更の必要性が各委
 員から出されたことを委員長報告に掲載することとなった。

9月6日 第14回オープンミーティング(織姫会館)
  今回は旧西小学校跡地の活用案というテーマで織姫公民館にて行った。

  出席者の皆様からは「複合施設はいいが少し詰め込みすぎではないか」、
 「観光バスの駐車場は現在プールのある南側のほうが利便性が高いのではな
 いか」、「学習施設の機能があるなら図書館も併設すべき」などの意見が出
 された。また、「足利学校・鑁阿寺に隣接するけやき小学校の利用価値も含
 め、旧西小学校の利用方法を検討すべき」といった意見も出された。この意
 見に関しては納得できる点もあるが、現実問題として現在のけやき小学校を
 旧西小学校に移すなどは不可能といえよう。多くの市民が納得する活用がで
 きることを望んでいる。

9月3日 全国災害ボランティア議員連盟研修会(東京)
  今回は衆議院第1議員会館会議室で研修会が行われた。9月は地方議会の
 議会月ということもあり、参加者は少なかった。

  研修では豪雨災害時の避難判断基準や情報伝達などについて、各地の事例
 をもとにあるべき姿を探った。避難基準については過去の災害時に自主避難
 している数も考慮し、今後のあり方を考えるべきと思った。また、情報伝達
 については、複数の手段を使うことの必要性をあらためて感じた。
  自主防災組織や災害時要援護者対策については、自助を促すことと、防災
 フェアなどで多くの住民に感心を持ってもらうことも必要であると感じた。
 また、災害時要援護者対策で問題になる個人情報保護についてはそのあり方
 を見直す必要性を感じた。
  最後に議会の動きについては、議会としての災害時対応規定を決めている
 自治体もあり、本市も考えなければならないと思った。また、議会としては
 災害対応に関して行政の邪魔をしないこととともに、いち早く地域産業の現
 状を把握し、産業復興に向けた提案をすべきとの意見があり、大いに参考に
 なった。

8月31日 全員協議会
 ・提出案件について
 ・平成21年度社会福祉法人足利市社会福祉協議会事業報告及び決算について
 ・平成21年度社団法人足利市シルバー人材センター事業報告及び決算について
 ・市立中学校における小規模特認校制度の実施について

  9月議会提出案件の説明等があった。小規模特認校制度については、議会
 一般質問でも取り上げた。そのときは足利市の教育方針にそぐわないとまで
 言われ、導入の提案を退けられた経緯がある。したがって、本議会でも質問
 させていただく。

8月25日 足利市行政改革推進委員会
  第6次行政改革推進大綱の基本計画素案について議論が交わされた。
  私からは「今後5年間でどれだけの高齢化と人口減が予想され、それに伴
 う扶助費等の財政負担はどのようになると予想されるのか、その予想をもと
 に考えなければ、現実味がないであろう」と提言し、次回までにあくまで予
 想でいいので数字を示すよう求めた。

8月24日 全員協議会
  第6次足利市総合計画基本構想見直し素案及び後期基本計画素案について
 の質疑があった。
  いくつか質問したが、情報公開については市の姿勢が後ろ向きに感じられ
 た。情報を共有しなければ真に市民との協働とはいえない。市民に対して上
 から目線ではこのまちに明るい未来はない。

8月20日 全員協議会
 ・第6次足利市総合計画基本構想見直し素案及び後期基本計画素案について
 ・財団法人足利市みどりと文化・スポーツ財団の資産運用に関する報告
  について

  第6次足利市総合計画基本構想見直し素案及び後期基本計画素案に関して
 今回は説明を聞くのみにとどまった。質疑は来週あらためて行われる。
  財団法人足利市みどりと文化・スポーツ財団の資産運用に関する報告は、
 平成18年度に外国債購入による約4,200万円の損失の件で、最終的な
 損失額は約3,900万円になったとのことであった。この問題は公金の損
 失であり、責任を明確にすべきと当時も訴えていた。しかし、議会における
 特別委員会設置は受け入れられず、議会からの追求もうやむやになってしま
 ったという苦い思い出がある。損失補填についても責任をとるべき人が責任
 を取らなければ納得がいかない問題である。

8月3日 平成22年度足利市民の消費生活をまもる委員会
 (1) 平成21年度消費者行政事業の実施状況について
 (2) 平成22年度消費者行政事業概要について
 (3) 平成21年度消費者生活相談状況について
 (4) 最近の消費生活相談事例の紹介について

  消費者庁ができたおかげで予算は増額される。問題はそれが生き金になる
 かどうかだ。振り込め詐欺は手を変え品を変え消費者をだまそうとしている。
 その被害を少なくすることがひとつの大きな目標となる。本会議においても
 寸劇による啓発はそのときはいいが、その効果が長続きしないといった問題
 点も指摘された。心理学などの知恵も必要かもしれない。

7月23日 足利市環境審議会
  今年度最初の環境審議会が開かれた。
  二酸化炭素削減では、自動車利用による削減の理由を訊ねたところ、10
 年前に市が所有していた大型・中型バスがなくなったことが大きな原因であ
 るとのことだった。しかし、他にバスを借りて活動しているのであれば、そ
 れは二酸化炭素削減にはつながっていない。市所有の自動車が出す二酸化炭
 素が減っただけで、本市全体の排出量に変化はない。こうした統計(数字)
 のマジックには注意が必要である。

7月20日 全員協議会
  旧西小学校跡地の活用方針に関する報告があった。
  行政の基本案は検討委員会の答申に基づいてまとめられた感がある。具体
 的には南側の古い校舎とプールは取り壊し駐車場とすることや、旧特別教室
 を高齢者元気アップ、子育て支援、観光等の複合施設として利用すること、
 さらに、校庭と体育館はこれまで通り利用できるようにすること、である。
  旧西小学校跡地利用については、その周辺の施設(織姫公民館、織姫神社、
 足利公園、草雲美術館など)まで含めた活用法を考えることが、地域の活性
 化、本市の活性化につながると感じた。

7月9日 栃木県市議会議長会議員及び事務職員研修会(日光市)
 演題:「リンク栃木ブレックスの創業から日本一までの道のり」
 講師:(株)リンクスポーツエンターテイメント代表取締役社長
    山谷 拓志 氏

 コメント)
   栃木に根ざしたプロバスケットボールチーム「リンク栃木ブレックス」
  が、わずか3年間で日本一になった経緯の話を伺った。地元の盛り上がり
  について、県都宇都宮市ではすごかったようであるが、足利市では報道で
  しか知らない。足利市では試合も開催されないので、盛り上がり方が違う
  のも当たり前ではあるが、地元チームとして今後も活躍して欲しい。

6月22日 市議会6月定例会本会議
  来年の市議会議員選挙から定数を24(現行28名)とする議案第43号
 「足利市議会議員定数条例の一部改正について」が議員提案で提出された。
 採決の結果、賛成多数で可決成立した。

  また、藤生副議長の辞職に伴う副議長選挙が行われ、緑風会の渋沢克博が
 選出され、渋沢克博副議長が誕生した。正副議長は会派を離れる習わしがあ
 るため、緑風会は3名を維持できず、解散せざるを得なくなった。これによ
 り、私自身は会派幹事長、議会運営委員会委員、議会改革推進協議会理事、
 広報委員会委員長を辞めることになる。

6月17日 行政改革推進委員会
  第5次行政改革大綱実施計画の平成21年度実施結果について話し合われ
 た。
  窓口業務の延長が木金から月〜金の5日間に変わってことについて、その
 利用状況を尋ねた。昨年度上期の木金2日間では延べ2826件の利用、下
 期の月〜金5日間で3640件の利用に増加したとのことだった。しかし、
 月〜水の3日間増えたことによる効果よりは、利用者が5日間にばらけた感
 がある。市民の利便性を本当に考えるなら、平日の夜間延長よりは土日開設
 のほうが望まれるサービスであると思う。太田市のような商業施設内のサー
 ビスセンターについても、もっと積極的に導入を検討して欲しい。

6月15日 教育経済常任委員協議会
  指定管理者の募集についての報告があった。

  本日の協議会は急遽設置されたものであるが、指定管理者の期限など予め
 その予定が決まっている案件を、当初の議会日程に組み込めなかった段取り
 の悪さを指摘した。このようなことがしばしば起きるようでは、行政組織自
 体に何らかの問題があると考えざるを得なくなる。

6月9日 第13回オープンミーティング(市民会館)
  「本市の議会改革」というテーマで行った。

  足利市議会議員の定数は、私が議員になった7年前の30名から来期は24
 名へ削減される予定になっている。政務調査費は年間120万円から72万円
 へ、議員報酬は52万円から50万円へ削減となった。政務調査費については
 領収証の添付やホームページ上での公開など、情報公開も進めてきた。
  果たして適正な議員定数は何名なのか?これは個々人によって考え方が違う
 ようである。一部の市民の利益を守る代表者が市議であることも事実だが、市
 全体の利益を考える市議も必要である、といった意見などが出された。視察に
 ついては、行った先などの情報をすべて公開すれば、観光なのか視察なのかわ
 からないような視察はなくなるのでは?といった意見が出された。情報公開が
 重要であるということだ。

5月26日 議会運営委員会
  6月定例会の日程等について話し合われた。本議会は6月2日が初日で、
 22日を最終日とすることにした。また、過日議会改革推進協議会で決まった
 市議会議員定数の条例改正案は、最終日提案の方向で話し合われた。

  本会議の運営とは直接関係ないが、議会ごとに取っている傍聴者アンケート
 について、毎度同じようなことが指摘されていたので、「議会として改善策を
 話し合うべきではないか」と提案した。その結果、議会改革推進協議会で取り
 扱ってもらうよう議長にお願いすることになった。

5月21日 議会基本条例に関する勉強会(地場産業センター)
  議員有志による議会基本条例に関する勉強会主催の研修会が、地場産業セン
 ター内の会議室で行われた。出席議員は14名であった。講師は作新学院大学
 の沼田良教授にお願いした。

  俗に言う「改革」とは「給料を減らして仕事を増やすこと」とおっしゃって
 いたが、議員定数の削減や政務調査費の削減、常任委員会視察報告書のホーム
 ページ上での公開など、これまで行ってきたことをみると、なるほどとうなず
 ける。
  議会基本条例は議会の役割を明確にし、市民との直接対話の場を設けること
 などが必須となる。本市もその条例制定に向けてやっと動き出したところでは
 あるが、沼田先生からは条例制定までお付き合いいただける旨のコメントも頂
 戴した。まずは、市民との直接対話の場である議会報告会の開催を目指したい。

5月20日 議会改革推進協議会全体会、議会運営委員会、教育経済常任委員協議会
 ○議会改革推進協議会全体会
  ・議員定数の削減について
  ・平成23年度以降の政務調査費の額の見直しについて
 ○議会運営委員会
  ・一般質問等に関する確認事項の見直しについて
 ○教育経済常任委員協議会
  ・足利市公設地方卸売市場の在り方に関する庁内検討組織の設置について

 コメント)
   議会改革推進協議会の全体会では、記名投票によって議員定数削減を2
  名とするか4名とするかを決した。結果は現在の28名から4名削減し、
  定数24人とすることになった。この条例改正案は来月6月議会に上程さ
  れ、正式に決まることとなる。24名という議員定数は、人口15万人規
  模の自治体としては最も少ない定数ということらしい。議会の意志が明確
  になったので、次は市長の公約である「議員定数削減の数」を市民に問う
  て欲しい。
   議会運営委員会では、前回の議会で一般質問通告後に市の対応が変わっ
  てしまったことを受け、場合によっては通告〆切後であっても質問内容の
  変更や追加ができることとした。これは当然であろう。
   教育経済常任委員協議会では、公設地方卸売市場の在り方に関する庁内
  検討組織の設置に関する報告があった。難しい問題ではあるが、なるべく
  早く一定の方向性を示して欲しい。

4月30日 館林市役所訪問
  昨年11月に開かれた両毛六市若手議員懇談会研究会では、館林市が座長を
 務める「館林地域防災計画について〜竜巻被害の現状と対応〜」の分科会に
 出席した。ここでは何点か課題点が挙がっていた。今回は年度が変わり、そ
 の課題点への対応がどうなったかについて、担当の総務部安全安心課を訪問
 し、話を伺ってきた。担当の近藤課長が引き続き課長だったので、詳しい話
 を聞くことができた。

 課題点1)地域防災計画の見直し
   防災計画そのものの見直しではなく、職員用の「初動マニュアル」の一
  部を改定した。「自己判断に基づき」という点と「現場に行く」重要性が
  盛り込まれた。
 課題点2)組織機構の見直し
   平常時と緊急時で異なっていた組織機構を総務部所管で統一した。
 課題点3)職員への情報配信
   携帯メールの導入については、予算付けの段階まできた。
 課題点4)各部署でのマニュアル作成
   やっているところとやっていないところがある。
 課題点5)住民の防災意識向上
   自主防災組織に自分の地区の防災マップ作成を提案し、まずは一組織で
  作成。

 コメント)
   館林市では昨年の竜巻災害を教訓に、防災体制等に関するいくつかの改
  善がなされていた。後日、本市の状況を危機管理担当に伺ってみた。本市
  の場合は、組織機構も既に危機管理担当に一本化されており、各部署での
  行動マニュアルも地域防災計画に盛り込み済みとのことであった。しかし、
  館林市の竜巻災害を自らに置き換えて、体制の見直し等をするまでには至
  っていなかったようである。「対岸の火事」ということになってしまうが、
  それを自らの糧にすることが必要だと考えている。

4月24日 第22回メディアリテラシー教育研究会(東京)
 ■講 師:戸田 達昭 氏(シナプテック株式会社代表取締役、
              やまなしの翼プロジェクト代表)
 ■テーマ:地域活性化とメディア活用

 コメント)
   戸田氏は26歳という若さで、山梨県のまちおこしに大きく関与してい
  る人物である。話を聞いていて、発想力や行動力、マネジメント力、そし
  てそのパワーに感銘した。思いつきで行動しているようで、実はしっかり
  としたビジョンも持ち合わせている。こういった方がひとりでもいると、
  まちは大きく変わるのであろう。「よそ者・若者・ばか者」がまちを変え
  るとのことだが、本市では難しいか。
   メディアとの関連では、地方においては地元メディアとうまくつながる
  ことが、輪を広げるために重要であるとのことであった。しかし、これは
  山梨という地域性が大きく関与していると感じた。本市のような関東圏で
  は、山梨ほど地元メディアと市民とのつながりは濃くない。やはり、その
  地域の特性を考慮することが必要ということである。

4月20日 全員協議会、広報委員会、教育経済常任委員協議会
 ○全員協議会
  ・第6次足利市総合計画基本構想見直し概案について
 ○広報委員会
  ・市議会だより平成22年5月15日号の編集について
 ○教育経済常任委員協議会
  ・足利市観光大使の委嘱について
  ・青少年センターにおける街頭補導について
  ・論語素読の導入について

 コメント)
   第6次足利市総合計画基本構想見直し概案については、設定人口をはじ
  めて減少した数字としていた。しかし、それに伴うインフラ整備などへの
  言及はなく、まだまだ見直す点は大いにあると感じた。
   教育経済常任委員協議会は、経済環境から教育経済へ移行してはじめて
  の協議会となった。論語素読の導入については、生徒ひとり一人の理解度
  なども考慮するとのことだが、それでいて一斉素読では矛盾がある。強制
  にならないような配慮をお願いした。

4月9日 第一中学校入学式
  本年度の新入生は34名で1クラスのみとなった。こうした小規模中学校
 は、第一中学校をはじめ、愛宕台中、富田中の3校ある。
  小規模学校を対象に、学区外からの入学を受け入れる小規模特認校制度に
 ついては、過去の議会一般質問でもその導入を主張してきた。しかし、「本
 市の教育理念は各学校を平等に扱うものであり、特定の学校のみそのような
 制度を導入することはできない」といった答弁をいただいていた。しかし、
 本年度から導入に向けた検討が始まる。先進地の事例をみると、必ずしもう
 まくいっているわけではない。しかし、うまく制度が機能している学校は、
 地域全体で学校を支えているといった共通点が見られるようである。
  本市の小規模中学校3校は、それぞれ環境や事情が異なっている。画一的
 に制度を導入するのではなく、各学校の特徴を踏まえた対応が望まれる。

4月8日 緑風会会派打ち合わせ
  本年度から会派構成人数が、2人以上から3人以上になる。緑風会は渋沢
 克博議員と私の2人であった。しかし、本日から常見登議員が加わり、3人
 になったため、会派として存続できることになった。
  議会では無会派の場合、幹事長会議や議会運営委員会などでの発言権が与
 えられず、議会内における影響力も弱くなってしまう。そうした点からは会
 派を存続させることができて良かったが、政党色のない無所属議員3人で組
 めたことが、さらに良かったといえる。

3月24日 市議会3月定例会本会議
  議案第20号「平成22年度予算足利市一般会計予算について」は、起立
 採決で賛否が割れたものの、賛成多数で可決された。
  議案第9号「足利市敬老祝金条例の改正案について」は、11人の議員か
 ら修正案が提出されたが、否決となった。この敬老祝金事業はこれまで85
 歳、90歳、95歳、そして、100歳を迎えた高齢者に1万円の祝金を配
 布していた。しかし、今回の改正案は100歳に3万円ということで、対象
 者も約1500人から、一気に30人程度に減ってしまうものである。これ
 では事実上の廃止ということで修正案が出されてきた。その中身は88歳に
 5千円、100歳に2万円という2段階であった。この部分は理解できると
 ころもあったが、市内で使える商品券を配るといったところが、その準備や
 手続きに係る部分が不透明だったので、私は反対した。
  「100歳に3万円」といった原案は賛否が13対13となり、最終的に
 議長裁量で可決された。私は厳しい財政事情を考慮して原案に賛成したもの
 の、もっといい着陸地点はなかったのか?と考えてしまった。

3月17日 予算審査特別委員会第3分科会、経済環境常任委員会
 ○予算審査特別委員会第3分科会

   経済環境常任委員会に関係する事業の予算について審査が行われた。

   美しい森林づくり基盤整備交付金は、国からの交付金で45年以上経っ
  た森林の間伐に充てられる。37万5千円と額は小さいが、本市の森林の
  どこを整備するのかを尋ねたところ、まだ決まっていないとのことだった。
  これでは必要性があるから予算をつけるのではなく、交付金がもらえるか
  ら、予算計上したように感じてしまう。国の予算で額は小さくとも、全国
  で考えれば大きな額となろう。そうした予算は国民の税金で賄われている
  ことも、考えなければならない。
   高齢者就業機会拡大促進事業費(10万5千円)は、パンフレットの作
  成費とのことであった。それがどれだけ高齢者就業機会拡大につながるの
  か、これも額は小さいが、その効果を見極め追々必要性を議論すべきであ
  ると思った。
   農村地域総合振興対策事業費に関係する「江東区民祭り」への出展は、
  来年度も予定されているとことだった。この事業については、本市農産物
  をアピールするいい機会だと思っている。しかし、その後の販路拡大へと
  目を向ける時期ではないかと質問した。生産者との調整も必要なことなの
  で、今後検討してみるとの回答であった。

 ○経済環境常任委員会

   以下の議案が審議された。

   議案第13号「足利市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発
          生の防止に関する条例の改正について」
   議案第14号「足利市林業振興センター条例等の改正について」
   議案第15号「名草ふるさと交流館条例の制定について」

   名草ふるさと交流館については、常駐できる管理者2名を置くとのこと
  だったので、地元からの1名について人選は終わっているのか尋ねた。最
  終的には「まだ」とのとこだが、1名固定ではなく、複数人による輪番の
  考えもあるとのことであった。

   審議の結果、上記3議案とも可とすることに決した。

3月15日 予算審査特別委員会総括質疑
  特別会計に関わる総括質疑が行われた。

  水道事業に関連して、競馬場跡地内にある取水管の質問をした。この取水
 管は現在取水を停止しているが、今後も停止させたままで使用しない考えな
 のか尋ねたところ、現在の水利用状況を考えれば未使用でいいが、隣接する
 今福浄水場の取水量に将来変化が起きれば、取水再開も考えられるとのこと
 だった。また、競馬場跡地内の工事によって、今福浄水場の水質の変化はな
 いのかについては、そのようなことは今のところないとの回答であった。

3月12日 予算審査特別委員会総括質疑
  一般会計予算に対する総括質疑が行われた。

  その冒頭、市長からあらためて愛のひと声運動事業に関する変更について
 の説明があった。高齢者の負担金徴収について、業者側から急遽できなくな
 ったとの話を受け、高齢者負担分は市が受け持つことになった、ということ
 であった。
  一部の議員は、「契約を結ぶ前に話を進めた市長が悪い」としていたが、
 市長の説明を聞く限りにおいては、業者側の都合によるものである。「契約
 を結ばないから悪い」という議員は、おそらく契約を結んだ後に議会に報告
 すれば「議会軽視」と言うであろう。

  この件に関して、高齢者に負担させることは、独居高齢者の見回りという
 福祉ではなく、乳酸菌飲料を売る事業になってしまいかねないと思っていた。
 したがって、高齢者の負担金を市が負担することになって、結果的には良く
 なったと思っている。

3月10日 第12回オープンミーティング(市民会館)
  「来年度予算と事業仕分け」というテーマで行った。

  事業仕分けの結果については、「福祉ばかりが削られている」といった意
 見が出された。確かにそのような傾向があることは否定できない。また、
 「何を事業仕分けの対象にするか自体を考え直すべきではないか」といった
 意見も出された。この件については翌日の予算審査特別委員会で、「仕分け
 対象を何にするか市民にも意見を聞いてみたらどうか」と提案した。
  予算全体にかかわることについては「市長がこのまちをどうしたいのかと
 いったグランドデザインが見えない」といった意見が出された。議会質問で
 は「文教医療福祉都市」と市長は答弁していた。文教医療福祉都市といった
 表現は、抽象的で総花的な印象を受ける。また、「道州制導入によって足利
 は両毛の中心となる」といった発想は、現市長も前市長も同じである。しか
 し、道州制により県境がなくなると、足利を中心に両毛六市が合併すると考
 えているのは、足利市だけと思うべきである。佐野市は栃木市との合併を考
 えるかもしれない。桐生市や太田市は伊勢崎市との合併を考えるかもしれな
 い。甘い展望を持つべきではないと考える。

3月1日 市議会3月定例会本会議
  会期は3月24日までの24日間と定め、31議案が上程された。

  愛のひと声事業については、市側が廃止を打ち出したものの議会側からの
 声をうけて復活した。しかし、その中身は対象となる独居高齢者にも乳酸菌
 飲料1本につき10円を負担してもらうというものであった。そして、その
 負担金の回収は見回りを行う業者にお願いするといったことで、先週22日
 の全員協議会で報告を受けた。しかし、諸般の事情により業者が負担金を回
 収できなくなったため、当面は市が負担するといった説明が市長からあった。
  議会側には22日に事前の説明がなされたわけであるが、今回の市長によ
 る説明は、22日にはなかった内容である。そうした食い違いに対して、問
 題視する議員もいるようである。しかし、私は22日以降に業者側との関係
 で変化があったために、今回の説明になったと理解している。
  いずれにしても、この件に関する経緯については、必要があるならば、市
 の担当者や業者から直接話を聞けばよいと思う。

2月22日 全員協議会、議会運営委員会、経済環境常任委員協議会
 ○全員協議会
  ・平成22年度予算(内示)について
  ・愛のひと声事業の見直しについて
 ○議会運営委員会
  ・平成22年第2回市議会定例会の運営について
 ○経済環境常任委員協議会
  ・足利市観光大使について

  愛のひと声事業の見直し案が提示された。現在対象となっている独居高齢
 者にも乳酸飲料1本10円の負担をお願いして、事業を継続するといった内
 容である。負担を求めるなら、当然拒否する高齢者も出て来るであろう。で
 はそうした独居高齢者の見回りはどうするのか。市側は地域にお願いするこ
 とを考えているようだが、地域のつながりが希薄になり、それができなくな
 ったから、この事業が行われてきたのではなかろうか。
  独居高齢者の見守りは本来、地域で行われる共助のかたちが望ましいとい
 えよう。私の頭の中にあるネットワーク型コンパクトシティも地域の結びつ
 きを重要視したものである。これまで、独居高齢者の見守りを一企業のネッ
 トワークに任せきっていた点にメスをいれたことは評価する。しかし、代替
 案も示さずに廃止では話にならない。また、今回の見直し案にも問題がある。
  公助の現状を見直し、共助へと代えていくことは賛成である。しかし、本
 当に各地域でそれができるのか、まずは現状を把握することから始めるべき
 である。そして、すべてを共助でまかなおうとせずに、無理なところは公助
 を考えるといった柔軟な姿勢が必要と考える。

2月21日 講演会「じょうぶな子どもをつくる基本食」(太田市)
  「学校給食と子どもの健康を考える会」群馬支部主催の幕内秀夫氏の講演
 会に出席してきた。

  幕内氏の話を聞くのはこれで3回目になるが、あらためて米飯の良さを感
 じた。平成20年度の統計で、全国小中学校における完全米飯給食(週5日)
 を実施しているのは、1,551校(約5%)とのことである。また、現在
 その数は増えているとのことだった。ちなみに、栃木県は週3.0回(足利
 も)である。
  米飯の良さは、パン食に比べ脂肪分が減るといった栄養バランスの面のみ
 ならず、食品添加物使用の減少、ポストハーベストの心配がないこと、食料
 自給率の向上、さらにフードマイレージの面でも利点がある。これは地域の
 問題ではなく、国として食料戦略の面からも米飯給食を推進すべきと考えて
 いる。ちなみに、米飯給食の拡大も会派予算要望で要望しているが、2年続
 けて「検討」止まりの回答であった。

2月17日 会派予算要望回答ならびに市長との懇談会
  来年度予算に対する会派予算要望の回答が示された。
  これまでずっと対応されなかった民間の子育て支援事業にも、ある程度の
 理解をいただくことができた。また、小中学校教師の資質向上に関しては、
 市長自身も各校訪問を行っているが、表には出ない過去の問題ある実例を示
 し、もっと深く入って実状を見て欲しいと要望した。

2月15日 議会改革推進協議会理事会
 ○全体会に向けた検討内容の確認について
 ○政務調査費マニュアルの見直しについて

  次回の全体会では、来年度の政務調査費の減額と会派3人制、さらに政務
 調査費マニュアルの見直し案について話し合われることとなった。マニュア
 ルの見直しは、通信費などの按分について判例を元にしたものになっている。
 また、領収証の添付だけでなく、視察に行った際の報告書の添付も義務づけ
 となる。私の場合は、これまでもホームページ上で報告を行っているので、
 特に問題はないが、厳しいと感じる議員もいるかもしれない。

1月26日 議会改革推進協議会理事会
  前回、来年度予算の税収が約7億円減るとの見通しから、市議会としても
 来年度の政務調査費削減をすべきと提案させていただいた。ただ、恒久的な
 削減となると、議員間で同意を得るには時間的に難しいと思い、とりあえず
 来年度についてということでの提案だった。しかし、その意図がうまく伝わ
 っていなかったようで、本日の会議はやや混乱してしまった。最終的には、
 来年度のことを予算編成に間に合うよう早急に決めて、それ以降については
 H22年度内に決めることとなった。

1月22日 広報委員会
  市議会だより平成22年2月15日号の編集について話し合われた。時間
 的にはやや厳しいが、20日に行われた臨時会の結果についても掲載するこ
 とになった。

1月20日 市議会1月臨時会、経済環境常任委員協議会
 ○市議会1月臨時会
   議案第1号平成21年度足利市一般会計補正予算(第5号)について、
  質疑と討論が行われ、その後の起立採決により、13対11で可決された。
     本議案は、競馬場跡地内への調剤薬局整備に関する議案である。約2ヶ
  月間に及ぶ議論に結論がでた。私は賛成討論を行ったが、「方向が正しく
  ても、手段や段取りを間違えると進むものも進まなくなる」と、これまで
  の議会との関係について、市長に対して最後に注文も付け加えた。

 ○経済環境常任委員協議会
   足利・名草ふるさと自然塾拠点施設(仮称)体験の家の管理運営方針に
  ついて報告があった。この体験の家には、嘱託職員1名と臨時職員1名の
  計2名が常駐する予定とのことであった。ただ、どのような仕事をするか
  については、不透明な感じがした。そこで、仕事内容が決まり、それに必
  要な人員を考えるのが、順番ではないか?と質問したが、残念ながら明快
  な回答はいただけなかった。

1月18日 競馬場跡地活用調査特別委員会
  足利赤十字病院院長、前足利市長、栃木県保健福祉部保健福祉課安足健康
 福祉センター、栃木県県土整備部都市計画課の4名の方に、参考人として当
 委員会へ出席要求をしていたが、全員出席はかなわなかった。しかし、文書
 や口頭で、予めお送りしておいた質問にはお答えいただいた。ただ、全ての
 質問に対してはお答えいただいていないため、不明な点も残ってしまった。

1月15日 議会運営委員会
  来週20日に開催予定の市議会臨時会の運営について話し合われた。

  議題は競馬場跡地への調剤薬局整備に関わる補正予算になるが、通常起立
 採決のところを、無記名投票による採決といった提案がなされた。無記名投
 票では、誰が賛成で誰が反対だったのかがわからない。市民は(特に自らが
 投票した)議員が賛成なのか反対なのか知る権利があると考えるので、この
 案に反対した。多数決の結果、無記名投票採決案は否決され、通常通り起立
 採決となった。
  我々議員後ろには多くの市民がいる。議員はその重みを十分理解し、自ら
 が投じる一票に責任を持つべきである。

1月12日 競馬場跡地活用調査特別委員会
  先週8,9日に行われた市民説明会の開催結果についての報告があった。

  私が参加しなかった市民プラザも出席者は43名と、市民会館と同じ程度
 であった。やはり、さほど市民の関心が高い問題ではないということだった
 のかもしれない。

1月9日 競馬場跡地への調剤薬局整備計画に関する市民説明会(市民会館)
  市民会館で行われた説明会の様子を見るために出席した。参加者は40名
 弱であった。五十部地区対象の説明会が約190名だったことを考えると、
 参加した市民は少なく、関係者を除けば、それほど市民の関心が高い問題で
 はないのかもしれないと感じた。

  この問題については、薬局が遠いよりは近い方がいいというのが、大方の
 市民の考え方であると思っている。しかし、反対意見があるのも事実である。
 今月20日には、この問題に関連する臨時議会が開かれる可能性がある。ど
 ういった点が問題なのか、議会という公開の場での議論が待たれる。

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