☆ コラム

  2010/5/17「今夏参院選も有名人・タレント候補が乱立

       今夏参院選に向けて、各政党から次々と有名人・タレント候補が名乗り
      をあげている。特に参議院選挙では、これまでも多くの有名人・タレント
      候補が出馬しており、取り立てて珍しいこととではない。しかし、国民は
      本当に有名人やタレント達に国会議員になって、この国の舵取りを任せた
      いと思っているのであろうか。
       国会議員の定数は、衆議院が480人で参議院は242人、合計すると
      722人にもなる。果たしてこれほどの国会議員が本当に必要なのであろ
      うか。末端の市町村会議員は平成の大合併もあり、61,595人(平成
      10年4月1日現在)から、38,356人(平成19年4月1日現在)
      と、2万3千人以上の削減がなされている。平成の大合併が行われた背景
      には地方分権の推進があったはずである。ならば、国の仕事が減るのだか
      ら、国会議員の定数も削減しなければおかしい。地方分権を実現させるに
      は、国会議員の削減が必要不可欠である。
       こうした我が身のことについては国会議員は手をつけない。本市は合併
      こそしていないが、前々回、前回と議員定数を削減し、来年の選挙でもさ
      らに議員の定数を削減する予定になっている。国会でも議員定数が減れば、
      客寄せパンダ的な候補者は必要なくなるであろう。今夏の参院選では、各
      党の選挙公約に、国会議員の定数大幅削減が打ち出されているかどうかを
      注目してみてみたい。