☆ コラム

  2009/4/13「次期市長選挙はフェアな戦いで」

      足利市長選挙の告示日まであとわずかとなり、立候補が予想される2陣
     営の活動も熱を帯びてきた。一方の陣営では、公職選挙法に照らし合わせ
     たときに控えた方がいいと思えるような行為が目立っている。しかし、選
     挙はフェアに行われるべきである。たとえ、公職選挙法には抵触しないと
     しても疑わしき行為は慎むべきである。
      自治会の回覧板を利用して立候補予定者のビラを配布する行為は、その
     候補者を支持しない世帯にも強制的に回覧されてしまう。これは選挙への
     拒否反応を促すことにもなりかねない。こうした行為は厳に慎むべきであ
     る。また、政治団体による街宣活動では、立候補予定者の名前が叫ばれて
     いるようである。名前を連呼すれば事前運動に該当する。こうしたぎりぎ
     りの行為も慎むべきであろう。さらに、立候補予定者の名前が入った顔写
     真入りのポスターを持って、街角に立っている人もいるという。こうした
     行為が公職選挙法に抵触するかどうかについては、現在選管から総務省に
     問い合わせているとのことだ。

      政治活動や後援会活動をすること自体には何ら問題はない。ただ、その
     行為が有権者の選挙離れに結びつくような行為であるならば、それは止め
     るべきである。選挙はやはり正々堂々と政策論争で行われるべきである。