☆ コラム

  2009/1/1「2009年、新年のご挨拶」

      昨年末からの雇用不安が解消されないままの年明けとなった。果たして
     世界的な不況から、本当に日本がいち早く脱出できるのか、そうあって欲
     しいと願う年の初めである。
      さて、今年は解散の有無にかかわらず衆議院選挙がある。また、足利市
     長選挙もあり、国にとっても本市にとっても大切な一年である。私は選挙
     に対する持論として、白票でもいいから投票すべきと考えている。確かに
     棄権も白票も選挙結果に対して直接的な影響を与えない点では同じである。
     しかし、棄権は意思表示ではなく、自らが持つ政治参加への権利放棄と考
     えている。一方、権利を行使する白票は、誰も支持しないという政治への
     意思表示であると考えている。誰が選ばれるにしろ、その後に行われる政
     治に対して、意見を言いたいのであれば、まずは自らが持つ選挙権を行使
     すべきである。選挙に参加もせずに政治に不満を言うのは無責任である。
      国においては、国民不在(選挙がない)の状態で、首相が3人も変わっ
     ている。これまでの政治と将来の政治に対して、自ら意思表示できるのが
     選挙である。衆議院選挙も足利市長選挙も、たとえ白票であっても投票だ
     けはして欲しい。それが政治参加へのはじまりであり、権力への監視につ
     ながると思っている。国をつくるのも街をつくるのも、我々国民・市民ひ
     とりひとりであることを忘れてはならない、と思う年の初めである。