☆ コラム

  2007/7/30「参議院選挙の結果に思うこと

       昨日投開票が行われた参議院選挙は、自民党の惨敗、民主党の躍進という
      結果に終わった。今回から一人区となった栃木県選挙区でも、現職どうしの
      戦いを制して、民主党候補が当選を果たした。

       この結果を受けても、安倍首相は辞任の考えがないとの意向を表明してい
      る。民意は安倍政権のノーを突きつけたわけだから、首相たるものその責任
      を果たしていただきたい。もし、このまま政権にしがみついたならば、政治
      不信は益々増大してしまうであろう。国民がその意思表示をできるのが選挙
      である。その選挙の結果を政治家が真摯に受け止めなかったら、この国の民
      主主義はなくなってしまう。
       また、今回焦点となった年金問題については、3年前に制度改正がなされ
      ている。しかし、当時も指摘したようにこの改正は、単なる問題の先送りに
      過ぎない。グリーンピアに代表される無駄遣いよって、国民年金は既に崩壊
      している可能性もある。今度こそ、抜本的な年金制度改革を期待したい。